2015年1月30日
大阪府教育委員会
委員長 隂山 英男 様
教育長 中原 徹 様
2015年卒・入学式で「日の丸・君が代」を強制しないように強く求める要望書
私たちは、卒業式・入学式における「日の丸・君が代」の強制に反対するとともに、「君が代」不起立処分の撤回を求めて活動しています。きたる2月11日には、「戦争へ導く教育はアカン!!いま『日の丸・君が代』強制拒否の意味を考える2.11集会」を開催するなど、「日の丸・君が代」強制をはじめとした「戦争へと導く教育」に反対するとりくみも展開しています。
貴教育委員会は、2012年1月17日、府立学校全教職員に対して「君が代」起立・斉唱を強制する職務命令であるとする教育長通達を出しました。さらにそれに基づいて、各府立学校長が式場内の全教職員に起立・斉唱の職務命令を出すように命じました。そして、同年以降の卒業式・入学式についても、この教育長通達が引き続き「活きている」として、不当な「君が代」起立・斉唱の強制を続けています。
加えて「君が代」斉唱時に起立しなかったことなどを理由として、この3年間に府立学校・市町村立学校あわせてのべ54名の教職員に対して戒告・減給処分を強行してきました。さらに、「不起立」処分を受けた教職員のうち、6名の再任用を取消しないしは不合格にしました。私たちは、こうした処分が違憲・違法・不当なものであることを、再三貴委員会に指摘してきたところですが、「職務命令が出されなかった」ケースでも処分を強行するなど、不当な処分を続けていることに強く抗議します。
さらに、こうした「日の丸・君が代」強制、不当処分の責任者の一人である貴委員会中原徹教育長は、教育委員や教育委員会事務局職員に対するパワーハラスメント発言が問題にされています。すでに、中原徹教育長の辞任を求める団体署名、個人署名を貴委員会に提出していますが、いまだに明確な措置が行われないまま、中原氏はその職に留まり続けています。こうした事態は、教育行政に深刻なモラル・ハザードを招いており、府民や教職員の貴委員会への不信感はかつてないほど大きくなっています。
上記の観点から、私たちは、貴委員会による「日の丸・君が代」強制を直ちにやめ、「君が代」不起立処分を撤回することを強く求めます。また、下記の要求事項に対して誠実な回答と対応を行うよう要望します。
なお、本申し入れ書および下記の要求事項については、2015年2月18日までに、貴委員会のしかるべき担当者との応接の場を設け、貴委員会の見解を明らかにするよう強く要望するものです。
記
(1)2012年1月17日付け教育長通達を撤回し、卒業式・入学式に際して「職務命令」による教職員に対する起立・斉唱の強制を行わないこと。同様に、各市町村教育委員会に対して「職務命令」による起立・斉唱の強制を指導しないこと。2015年卒・入学式に向けて、「君が代」起立斉唱を強制する新たな「通達」「職務命令」を発出しないこと。
(2)卒業式・入学式前に、起立の意思の確認を行うなど、「起立」を強要する思想調査を行わないこと。卒業式・入学式実施後に、「君が代」斉唱時の「不起立」状況などについて校長からの報告を求めないこと。
(3)「歌いたくない」子どもや保護者の思想・良心の自由を尊重する具体的手立てについて、教育委員会としてきちんと校長を指導すること。良心に基づく「不起立」によって、子どもや保護者がいかなる不利益も受けないことを確認し、周知すること。子どもたちが国歌斉唱への参加・不参加を自発的に決められる環境を保障すること。
(4)2012年卒業式・入学式以降の「君が代」不起立処分を撤回すること。今後「不起立」を理由とした教職員処分を行わないこと。
(5)「君が代」不起立処分者6名に対する再任用取り消し処分を撤回し、ただちに再任用をおこなうこと。希望する者全員の再任用を行うこと。
(6)中原徹教育長のパワーハラスメント問題について、直ちに調査結果を公表し、速やかに辞任させること。
大阪府教育委員会
委員長 隂山 英男 様
教育長 中原 徹 様
「日の丸・君が代」強制反対・不起立処分を撤回させる大阪ネットワーク
代表 黒田 伊彦
代表 黒田 伊彦
2015年卒・入学式で「日の丸・君が代」を強制しないように強く求める要望書
私たちは、卒業式・入学式における「日の丸・君が代」の強制に反対するとともに、「君が代」不起立処分の撤回を求めて活動しています。きたる2月11日には、「戦争へ導く教育はアカン!!いま『日の丸・君が代』強制拒否の意味を考える2.11集会」を開催するなど、「日の丸・君が代」強制をはじめとした「戦争へと導く教育」に反対するとりくみも展開しています。
貴教育委員会は、2012年1月17日、府立学校全教職員に対して「君が代」起立・斉唱を強制する職務命令であるとする教育長通達を出しました。さらにそれに基づいて、各府立学校長が式場内の全教職員に起立・斉唱の職務命令を出すように命じました。そして、同年以降の卒業式・入学式についても、この教育長通達が引き続き「活きている」として、不当な「君が代」起立・斉唱の強制を続けています。
加えて「君が代」斉唱時に起立しなかったことなどを理由として、この3年間に府立学校・市町村立学校あわせてのべ54名の教職員に対して戒告・減給処分を強行してきました。さらに、「不起立」処分を受けた教職員のうち、6名の再任用を取消しないしは不合格にしました。私たちは、こうした処分が違憲・違法・不当なものであることを、再三貴委員会に指摘してきたところですが、「職務命令が出されなかった」ケースでも処分を強行するなど、不当な処分を続けていることに強く抗議します。
さらに、こうした「日の丸・君が代」強制、不当処分の責任者の一人である貴委員会中原徹教育長は、教育委員や教育委員会事務局職員に対するパワーハラスメント発言が問題にされています。すでに、中原徹教育長の辞任を求める団体署名、個人署名を貴委員会に提出していますが、いまだに明確な措置が行われないまま、中原氏はその職に留まり続けています。こうした事態は、教育行政に深刻なモラル・ハザードを招いており、府民や教職員の貴委員会への不信感はかつてないほど大きくなっています。
上記の観点から、私たちは、貴委員会による「日の丸・君が代」強制を直ちにやめ、「君が代」不起立処分を撤回することを強く求めます。また、下記の要求事項に対して誠実な回答と対応を行うよう要望します。
なお、本申し入れ書および下記の要求事項については、2015年2月18日までに、貴委員会のしかるべき担当者との応接の場を設け、貴委員会の見解を明らかにするよう強く要望するものです。
記
(1)2012年1月17日付け教育長通達を撤回し、卒業式・入学式に際して「職務命令」による教職員に対する起立・斉唱の強制を行わないこと。同様に、各市町村教育委員会に対して「職務命令」による起立・斉唱の強制を指導しないこと。2015年卒・入学式に向けて、「君が代」起立斉唱を強制する新たな「通達」「職務命令」を発出しないこと。
(2)卒業式・入学式前に、起立の意思の確認を行うなど、「起立」を強要する思想調査を行わないこと。卒業式・入学式実施後に、「君が代」斉唱時の「不起立」状況などについて校長からの報告を求めないこと。
(3)「歌いたくない」子どもや保護者の思想・良心の自由を尊重する具体的手立てについて、教育委員会としてきちんと校長を指導すること。良心に基づく「不起立」によって、子どもや保護者がいかなる不利益も受けないことを確認し、周知すること。子どもたちが国歌斉唱への参加・不参加を自発的に決められる環境を保障すること。
(4)2012年卒業式・入学式以降の「君が代」不起立処分を撤回すること。今後「不起立」を理由とした教職員処分を行わないこと。
(5)「君が代」不起立処分者6名に対する再任用取り消し処分を撤回し、ただちに再任用をおこなうこと。希望する者全員の再任用を行うこと。
(6)中原徹教育長のパワーハラスメント問題について、直ちに調査結果を公表し、速やかに辞任させること。
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