UENOUTAのお絵描きとかブログ

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ある日、超能力が目覚めた件 355P

2024-01-06 19:25:03 | 日記
「これって……なに?」
 
 とりあえずこの不可解なものが何なのか、野々野足軽は風の子に聞いてみる。なにせこの世界にこんな不思議なものがあるなんて……と心がワクワクしてる野々野足軽だ。
 これはどうやら風……というか大気を吸いこんでるみたいだけど、もっと大きくなったら、もしかしたらもっと別の物とか……それこそ、大地とかをめくりだすんだろうか? それか単純に空気が別のところに流れてるってなると、これがもっともっと沢山の空気を吸いだしたら? それってある意味で地球の危機とかになるんだろうか? でもそうなると流石にアースの奴がスルーするとは思えない。あいつは地球そのものだから生命がいてほしい……とは思ってるはず。空気が過剰にこれに流れだしたら、もしかしたら世界から空気が足りなくなる……とか起きたり? するかもしれない。
 
『わかんない。けど困ってるの』
 
 困る? とその言葉に困惑する野々野足軽。だって風が困るとはなんぞ? いや、確かに風はこの中に流れてる。でも全部じゃない。確かに少しは流れてるが、それで風の子が困ってる? ってことが想像できない。
 
「困るって? この穴は小さいぞ」
 
 実際拳大である。これからどんどんと大きくなっていく……となるのなら脅威になりえるけど……このくらいなら……と思わなくもない野々野足軽。
 
『これは自然なモノじゃないんだよ。それなのに自然の僕たちの流れを邪魔してる。確かにこれは小さいけど、これに阻まれると風が乱れるんだ。そうしたら僕たちはイライラしちゃうよ!』
「そ、そうなんだ」
 
 なんか結構困ってるぽい。けど風の子が怒っても、実際そんなに怖くもないというか? まあイライラはストレスだろうし……ストレスなんてのはない方がいい、と野々野足軽だって思ってる。
 けど、そもそもが風の子みたいな存在にストレスなんて存在してるのか? そしてそういうのがあるとして、一体どうなるのか?
 
「えっと……イライラしたらどうなるんだ? イライラしてるだけ?」
 
 それなら別に……とか野々野足軽は思ってる。けどそれを聞いた瞬間に、今まで常に楽しそうに踊ってた風の子がピタッと止まった。そしてこういうよ。
 
『この星がバッカーン!! ってなる」
「大事じゃねーか!」
 
 ええ? 地球規模? 地球規模のことが起きちゃうのか? と野々野足軽渾身の突っ込みをしてた。

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 994

2024-01-06 19:17:50 | 日記
「死んでたはずじゃ……ってバカ!」
 
 俺はやばいことに気づいた。確かにこの女がまさか生きてた……というのが一番やばいことなんだが……それよりももっと尊厳というか……そういうところの事。まあつまりは何が言いたいかと言うと、女は今、裸なのだ。
 
 まったくもって本人は気にしてないが、俺的にはきになる。別に俺は女の体を見たことないような童貞野郎ではない。寧ろたくさん見てきた。なにせやりたいようにやってきたのだから……だから普通よりも沢山の女を抱いてきた……と自負してる。
 なら恥ずかしがることもないじゃないか? と思うだろう。本人だって別に恥ずかしがってなんかない。なら、俺自身が気にすることではない。
 それはそうかもしれない。でも……なぜだろうか? なんか直視できない。けどだからって俺の服を……となってもおれのも大抵きたない。俺の服を着せてもって感じだ。
 
「どうした? いや、なるほどな。貴様に晒すほど安くはないが……今は非常事態だ」
 
 そう言って堂々してる女。こいつ本当に女か? 確かにこいつは女というよりも戦士だろう。そっちにすべてを振ってるといって過言じゃない。
 というか、それくらいしないと、女が男に並び立つなんて……いや寧ろ先に行くなんて早々できないはずだ。でも……だ。でも……俺だって貧相だったり、だらしない身体なら、そんなに気になんかしなかっただろう。それに今はそんな状況じゃない。それだってわかってる。もしかしたらすぐに他の教会の奴がくるかもしれない。
 
 けどそれでも……俺の方が赤面してしまう。それは何故か。それはこの女の身体が完璧だからだ。鍛えてる筈……寧ろ鍛え過ぎな位の身体だと思ってた。でも実際、この女の身体はまだ女を残してる。
 鍛えすぎると、女だって男のような体になるだろう。それこそ柔らかさがなくなって、筋肉が鎧のようになっていく。でも彼女はまだ女だった。
 くびれてて、胸も尻も柔らかそうだ。肉体美というのはこういうのなんだろう……というのがわかる。そしてきっとその体は俺好みなんだ。
 胸が苦しい。
 
「ふん! これでいいか」
 
 
 そう言って女は教会の奴が着てた服を剥ぎ取った。そしてそれを着てた。上のシャツ、そしてズボンも。上のシャツもズボンも今の俺のよりもかなり上質。そして旨く殺したからだろう。どっちも血なんてついてない。
 ある意味で良い拾い物をしたかのような……そんな感じだ。けど良かった、と思う自分と残念とおもう自分がいる。