以下の表は、今回衆議院選挙における比例区での得票状況を政党別に表したものです。
最右列は、全有権者における得票の割合であり、俗に言う政党支持率(投票時における)にもっとも近い値と考えてよいと思います。支持政党があっても投票に行けなかった人はごく少数と思われますので無視してよいかと。
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得票数 | 得票率 | 政党支持率 |
自由民主党 | 16624457 | 27.62 | 16.39 |
日本維新の会 | 12262228 | 20.37 | 12.09 |
民主党 | 9628653 | 16.00 | 9.49 |
公明党 | 7116474 | 11.82 | 7.01 |
みんなの党 | 5245586 | 8.72 | 5.17 |
日本共産党 | 3692159 | 6.13 | 3.64 |
日本未来の党 | 3423915 | 5.69 | 3.37 |
社会民主党 | 1420790 | 2.36 | 1.40 |
新党大地 | 346848 | 0.58 | 0.34 |
幸福実現党 | 216150 | 0.36 | 0.21 |
新党改革 | 134781 | 0.22 | 0.13 |
国民新党 | 70847 | 0.12 | 0.07 |
合計 | 60182888 |
101454632 |
比例区投票率 59.31%
で、以下のは読売新聞が選挙前に発表した政党支持率です。
自民党 29%
民主党 12%
維新の会 11%
未来の党 3%
維新と未来はだいたい同じ、民主はちょっぴり大きめ、自民だけは大幅にかさ上げしています。16.39%に対して29%なので約2倍ですから、もはやかさ上げとかいうレベルではなく超巨大てんこ盛りです。
デタラメも大概にして頂きたいものです。マスゴミは、デタラメをもとに過半数とか2/3とか自民党が獲得すると連日連夜ニュースで連呼していたわけです。これは投票の動向に大きな影響を与えたはずです。自民優位の報道につられて自民に投票してしまった人は結構多いのではないかと・・・マスゴミのやっていることはステルスマーケットと同じです。
ステマの定義は、消費者に広告と気づかれないよう、客観的な記事を装って宣伝行為をすること、ですが、これを言い換えれば
有権者に政治広告と気づかれないよう、客観的な記事を装って宣伝行為をすること、であり、マスゴミの政治ニュースはステマそのものです。
これからは、マスゴミの政治ニュースはステマと認識すべきでしょう
現実のステマは費用がかかるのですが、連日連夜マスゴミが自民党を応援したステマ、或いは未来の党に対するネガティブなステマをお金に換算したらいったいどれ程になるのでしょうか。恐らく一政党や個人が支払える金額ではないと思われます。なにか強大な力が働いていることは間違いありません。
今回の選挙で感じたのは、マスゴミの力はまだまだ侮りがたいということです。
言い換えると、テレビ・新聞の似非情報に流される人がまだまだ大勢を占めているということです。この状況がある限り、マスゴミはしばらく安泰かもしれません。
小選挙区制度の弊害もあり自民党は今回の選挙で結果的に圧勝しましたが、マスゴミがこれだけステマを繰り出しても16.39%しか国民から支持を得ていません。そして驚くべきことに、前回大敗したときより220万票、12%得票を減らしており、実質支持率は低下しているのです。
こんな政党が国民から信を得たとか言うのは全くおかしな話であり、狂っています。
不正選挙の疑いもありますが、不正を考慮しなくても自民党の支持率はたったの16.39%です
自民29%、民主12%、維新11%(12月7~9日) 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/election/poll/20121212.htm
比例投票先 未来は3%
読売新聞社は7~9日、衆院選の第3回継続全国世論調査(電話方式)を実施した。
衆院比例選の投票先について政党名を読み上げて聞いたところ、自民党が29%でトップとなり、民主党12%、日本維新の会11%などが続いた。
公示直前の第2回調査(11月30日~12月2日)と比べると、自民が10ポイント上昇し、ほぼ横ばいの民主、維新の会との差を広げた。日本未来の党は3%だった。
投票先を「決めていない」との回答は26%(前回32%)に減った。新たに投票先を決めた有権者の多くが自民に流れたとみられる。
支持政党のない無党派層も42%(同49%)に減り、その比例選投票先は自民15%がトップで、維新の会12%などが続いた。
小選挙区での投票先は自民32%(前回22%)、民主13%(同13%)、維新の会10%(同12%)の順だった。
衆院選後の首相にふさわしい人は、自民党の安倍総裁が35%(同28%)で、野田首相20%(同21%)、維新の会の石原代表19%(同22%)をリードしている。
衆院選後の望ましい政権の枠組みは「自民、公明、維新の会」が20%(同19%)で、「自民、公明」は18%(同10%)だった。
(2012年12月12日 読売新聞)