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日中戦争の目的はドル体制維持

2012-10-05 16:21:40 | 国際金融資本・ユダヤ

尖閣諸島の領土問題による緊張が、アメリカの軍事介入によって高まってしまいました。
どこかで起こった小競り合いが大戦争に発展しないとも限りません。嫌な状況です。

領土問題による日中関係悪化の発端となったのは9月11日の日本政府による尖閣国有化ですが、これは日本が尖閣にインフラ設置などで領土固定化を狙っていると中国が警戒するのは当然です。「領土問題は棚上げ」が1972年日中国交回復以来、両国間の申し合わせだったのですが、尖閣を実効支配する日本が勝手に支配力を強化しようとすれば、中国の反発を招くのは当然の理です。中国からすれば、野田首相は中国に対して喧嘩を売っているとしか見えないでしょう。韓国大統領の日本に対する言動と同じです。

だからといって、過激な反日デモ(ほとんどテロ)のように暴力的な方法で己の正当性を主張されるのは受け入れがたいことでした。
あんな酷い事をしなくても、中国の言い分を理解する日本人は大勢いたはずです。逆に善良な日本人でさえ中国に対する反発を買ってしまい、結果として日中関係の悪化を促進しただけの残念なデモ(テロ)でした。

この反日テロが習近平による日中分断工作と判った後でも暴力行為による遺恨はしばらく消えません。本気で戦争を起こしたい連中は、こうした遺恨を増大させ暴発させることを狙っているのでしょう。こういう輩の都合で国家間の一大損失となるような争いをさせられるのはバカバカしくて仕方ありません。支那畜とか言ってる勇ましいバカウヨの皆さんはどう思っているのでしょうか。

本気で戦争を起こしたい連中とは、ユダヤアメリカでありドル体制の維持が最も有力な理由として挙げられます。
お金を発行すれば発行した者に利益がまるっと転がり込みます。余談ですがこれをシニョリッジといい、アメリカではロスチャイルドが支配する銀行群FRBがこれを行っています。無からお金を造り出すので銀行は最強の産業です。故にFRBは史上最強です。

余談はさておき、世界の基軸通貨は世界中で使われるのでそれだけ通貨発行益も大きい訳です。アメリカ(FRB)はドルが基軸通貨であるうちは世界に君臨できるといっても過言ではないと思います。それほど通貨発行者は強者です。

さて、今その米ドルが怪しくなってきています。アメリカの経済がヨレヨレで事実上国家財政は破綻していますからドルの信用が揺らぐのは当然です。万が一アメリカがデフォルトしようならドルは紙屑になるのかもしれません。まあデフォルトしなくてももう先は無いので死んだも同然といって差し支えないでしょう。
そんな時代の空気をよんで、ドルを介さず直接当時国間の通貨で取り引きを行おうとする動きが出てくるのは自然の成り行きです。


アメリカの尖閣国有化支持は日中金融協力への罠=中国専門家 サーチナニュース
 2012/10/04(木) 19:27 
 
  中国共産党系のメディア人民ネットはこのほど、「尖閣問題に乗じて米国が日中金融協力体制にかける”罠”に警戒すべき」と主張する記事を掲載した。中国新聞社なども同記事を転載した。

  記事は「中国外交部は何度も『現在の中日関係の冷え込みは、完全に日本側に責任がある』と強調しているが、日本の強行姿勢の裏には米国の存在がある」と主張。アメリカが暗に尖閣諸島を巡る日本の挑発を支持するのは、日中の経済関係に障害を作り、自身の利益を守るためだと論じた。

  さらに、「米国の日本の挑発支持は、アジア・太平洋回帰戦略を進め中国を抑制する意図に加え、経済要因が2番目の要素」との清華大学日経メディア研究所の崔保国所長の意見を紹介した。

  崔所長は6月1日からの始まった円と元の直接取引き開始に注目。「将来的にアジア圏で直接取引きが拡大すれば、米ドルに対する挑戦となる」とし、「それを許せない米政府と金融界、それが米国の一部の人が積極的に日本の右翼勢力が尖閣問題を引き起こすのを支持している」と述べた。(編集担当:橘夢人)


6月1日から始まった日本と中国での円・元の直接取引がまさにそれであり、日中の経済交流規模からすればむしろ遅すぎたかもしれません。中国はいずれドルペッグ制を廃止するかもしれませんが、その時が新しい時代の幕開けとなるような気がします。

一方、基軸通貨維持は死活問題ですから、ドル体制を維持したい勢力はドル体制を乱す国々を見逃すはずがありません。頼りになるのは最終的に暴力しかありません。暴力は最終的に最強の手段です。今や米ドルの価値の裏付けが経済ではなく暴力(米軍)というのは判りやすい構図だと思います。

FRBは先月量的緩和第3弾、いわゆるQE3の導入を決めました。もうドルはジャブジャブでシャビシャビです。為替は円高ではなくドル安です。ドルを買い支えても無駄であり、むしろやってはいけません。それと同時に、戦争を起こすこともドル体制を維持することに他なりません。断じて戦争を起こすこと、戦争に荷担することを行ってはなりません。ドル体制を崩壊させてユダヤ抜きの新しい経済・金融体制を構築することが世界の平和と幸福に繋がると私は信じます。


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