死

駆けつけた時に握り締めた








皺だらけのおばあちゃんの手は







変な色に変わって、冷たくなりかけていた・・・・










もう、何もできない。










どれだけ強く握り締め、どれだけ声を上げて呼んでも











返事が無い。














覚悟はできていたはずなのに













涙が止まらない・・・・











もう帰ってこないんだね、











モニターの数値が０になったらしい。











医師は冷静に死亡時刻を告げた。











あっけないもんだ。











まだ、笑って見送る元気は無いけど、












さようなら、おばあちゃん。











また、逢う日まで・・・・











ありがとう。




本当にありがとう。




僕のおばあちゃんで、ありがとう。




せめて、おばあちゃんもコレ読んで泣いてくれ。











俺はもう泣かないから。








おばあちゃんに教えてもらったこと守るよ。











ガマン、ガマン、
前向いて生きてくよ。