田沢湖 湖畔の杜通信

湖畔の杜レストランORAE《番猫『ミミ』のわがまま雑記考》

「あかあかや月ビール」1月21日(日) 発酵5日目 月齢4

2018年01月21日 | 湖畔の杜ビール

一気に発酵液が滑らかで絹のような艶を帯びてきました。
極々小さな泡が沢山作られているからです。
ビール酵母が作り出す、極々小さな泡。
この泡の正体は炭酸ガス。
麦汁中の糖分を取り入れて、しっかり消化したよ・・・と言うサインです。
酵母が「元気だよ。ご飯、美味しいよ」と言ってくれています。

お月さまがはっきり姿を現す頃、発酵液はもっともっと滑らかに艶やかになるはずです。
お月さまが満ちると共に、酵母のエネルギーも満ち満ちてくる事でしょう。
その瞬間が楽しみです。
ゆっくりですが、とても正常にそして無理なく進んでいる感じが伝わってくるこのビール。
今から「いいビールになる予感」に溢れていて、ワクワクしています。
こんな瞬間を頂き皆さんに感謝です。
ビールの仕上がりと共に感謝の気持ちが、秋田の白銀の雪のごとく私の心の中に美しく積み重なっています。
「皆さん、本当に有難うございます!!」

さて、以下は発酵5日目の発酵液の画像です。
発酵3日目から更に糖度も下がり、温度は3℃近く上昇しています。
ビール酵母が増えて白っぽい色味が強くなっています。
この頃になると、麦汁の甘さは一歩退きビールらしい味わいが前に出てきます。

発酵1日目は、麦汁の甘い香りとホップの香りがそれぞれに主張している感じですが、現在は酵母が生成するものによって香りがとても複雑になっています。

日々、香味の確認をしますが、発酵経過毎に生成される香味があって、正常な発酵をしているとこのあたりでこの香りが出てくると言うような事があります。

私の中には、正常発酵時の香味の官能基準がありますので、それに従って評価していきます。

今はとても順調に正常な香りの変遷を遂げていますので、ご安心下さい。

■発酵1日目の発酵液

■発酵5日目の発酵液


■月齢と発酵経過


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