田沢湖 湖畔の杜通信

湖畔の杜レストランORAE《番猫『ミミ』のわがまま雑記考》

小さな命の恵み ビール

2012年02月09日 | 湖畔の杜ビール

湖畔の杜ビール、湖畔の杜レストランORAEのミミです。

皆さん、仕込み中(発酵中)のビールをご覧になられた事はありますでしょうか。

「あります!」という方は、とても貴重な経験をされていらっしゃると思います。

仕込みタンクも、開放式のものと密閉式のものがございますので、開放式のものであれば発酵過程が常に目視できます。

しかしながら、衛生管理上、一般の方が見られるという機会はそうないと思います。

ビールの発酵の様子に、皆さん興味ありませんか?

ビールは麦芽を糖化させた麦汁(ばくじゅう)という物に、ビール酵母を添加して発酵させますので、ビール酵母が増える前の状態は、単なる麦のエキスなわけです。

ビール酵母が麦汁の栄養分(糖分)を食べて、アルコールと炭酸ガスを出すという事ですので

発酵が進むにつれて、最初とても甘かった麦汁は甘くなくなり、液にはガスが溜まってくるというように変化して参ります。

醸造者はこの部分を、最良の仕上がりにする為にコントロールしていくわけです。

湖畔の杜ビールは密閉式のタンクを使用しておりますので、発酵の様子はなかなか伺い知る事が出来ないわけですが、小さな小窓から撮れた画像をアップいたします。

発酵中の変化をご覧いただければと思います。

Photo_2w

発酵間もない様子 浮いているのはビール酵母

Photo_4w

発酵数日経過 炭酸ガスが生産され上面がガスで盛り上がって

います。ビール酵母が元気よく増えて盛んに活動しています。

美味しいビールになるようこうして酵母の活動を見守っています。

ビール酵母の生命活動の一旦を目にすると、

いつも感動してしまいます。小さな、小さな酵母ですが

こうして「命あるもの」の力を借りて、皆さんにビールをお届け出来るの

だなと思うと、ビール酵母という同志に感謝です。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする