「選手の安全を守りたい」と話す北村巡査長
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新春の第94回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で、神奈川県警第1交通機動隊の北村匠巡査長(28)が、トップランナーを白バイで先導する大役を担う。
親族を交通事故で亡くした経験を持つ北村巡査長は「選手が最大限の力を出し切れるように大会を支えたい」と誓っている。
北村巡査長が警察官を目指したのは中学生の頃。
母親の弟が16歳の時にバイク事故で亡くなったという話を聞いたことがきっかけだった。
遺族を襲った深い悲しみに衝撃を受け、「交通事故でつらい思いをする人を一人でもなくしたい」と思ったのだという。
箱根駅伝では、2015、16年と後続ランナーを先導したことはあったが、先頭を走る選手を誘導するのは初めて。
1月2日の往路で、1区の川崎市から2区の横浜市・戸塚中継所までを担当する。
今年10月、全国の白バイ隊員約120人が技術を競う「全国白バイ安全運転競技大会」に出場し、個人の部で優勝したことで白羽の矢が立った。
自身も大会に向けて練習を重ねたことから、「箱根のために努力してきた選手の気持ちはよくわかる」と話す。
「箱根駅伝の先導は一生に一度できるかどうかの貴重な経験」と語る北村巡査長は「普段の取り締まりと同様に、選手たちの安全を守ることを第一に考えながら精いっぱいやりたい」と力を込めた。
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2017年12月29日
16時59分
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