【平井茂雄】太平洋戦争で旧日本海軍の主力戦闘機だった零戦で、唯一、製造当時のエンジンで飛行可能な機体の解体作業を公開するイベントが1日、埼玉県の所沢航空発祥記念館であり、熱心なファンが見守った。
フォトギャラリーはこちら4月には自力走行を披露昨年12月、17年ぶりに里帰り
昨年12月、同館が「機体番号61―120」と呼ばれる同機を、所有する米国のプレーンズ・オブ・フェーム航空博物館から借り受け展示。先月末で展示期間が終了し、輸送のための解体作業を、貴重な機会として公開した。
エンジンと機体をつなぐ配線やパイプなどを慎重に外すなど、作業に約3時間。製造当時の「栄31型エンジン」が姿を現す様子を、集まった約180人の見学者は熱心にカメラに収めていた。
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