【ロサンゼルス＝西島太郎】米映画芸術科学アカデミーは２５日、第８３回アカデミー賞の候補を発表し、「英国王のスピーチ」（トム・フーパー監督）が作品賞など１２部門でノミネートされた。
この作品は、吃音(きつおん)の悩みを抱えた英国のジョージ６世がスピーチの専門家の助けで障害を克服していく物語。
このほか西部劇「勇気ある追跡」をリメークした「トゥルー・グリット」（ジョエル＆イーサン・コーエン監督）が１０部門で続き、今月１６日に発表された第６８回ゴールデン・グローブ賞のドラマ部門で作品賞など４賞を制した「ソーシャル・ネットワーク」（デビッド・フィンチャー監督）と渡辺謙さんが出演したＳＦアクション「インセプション」（クリストファー・ノーラン監督）もそれぞれ８部門でノミネートされた。
外国語映画賞で候補入りが期待された邦画の「告白」（中島哲也監督）は選ばれなかった。発表と授賞式は２月２７日に行われる。
（2011年1月25日23時26分
読売新聞）
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