one's works. my works!


one'sとは「その人の」と言う意味です。
僕らはone'sに「皆様の」と言う思いを込めました。

鬱病になっても仕事を辞めないで   (田中)

2007年11月16日 08時49分02秒 | Weblog
昨日、夜のニュース番組の中で質屋さんの特集をしてました。
色んな方が質屋さんを訪れてました。
ホステスさんがお客様から頂いたプレゼントを質入に来てたり。
中に30代ぐらいの男性がいらっしゃってお祖父さんから貰った年代物の腕時計を質入に来てました。
見た感じ「値段は付かないな」と思いましたがまさにその通り値段は付かなかったです。
「アンティークのお店に周った方が良いですよ」と言われてましたがあれは店員さんの優しさでしょう。
悲しいけど値段は付かないです。
「ご本人さんは5万円ぐらいになれば」との事でしたがとてもとてもでしょう。
シチズン製のバンドの中にゴムが入ってる伸縮性のものでした。
お祖父さんからの大切なプレゼントだそうでこれは大切にお持ちになってた方が良い様に思いました。
将来的には判りませんし…

で、この方が何故質入に来たか?っていうと数ヶ月前に精神を患って会社を辞めたので生活資金が底をついてしまったとの事でした。

今や何らかの精神疾患を患ってらっしゃる方、全国民の4%もいらっしゃるそうです。
こんな国は他には無いそうです。
誰しもがいつかかるかわからない病気です。
別にそれほど特殊な病気ではないそうです。
誰がかかってもおかしくない。

その会社の社長さんがかかるかも知れないんです。

「会社を辞めないで」と言いたいです。
病気療養は退社させる理由になりません。
勿論、僕らの仕事だったら腕や指に後遺障害が残ってしまうような怪我や病気をしたらもうしょうがない訳ですが…

でも、精神疾患を患ったからって会社を辞めないでほしい。
会社に在籍してれば多少支給額は落ちますが月々の給与は入ってきます。
僕とこみたいな小さいところでもそうなんですよ。
スタッフが病気や怪我で数ヶ月仕事に出れないってなった時用の保険ってのがあるんです。
利用しない「手」はありません。
病気は仕方が無いんです。
それでなくても暮らし難い世の中になってきそうです。

厚顔無恥であればそんな病気にもかかり難いかもしれませんが敢えて「厚顔無恥」でもいいですから会社で不当な嫌がらせを受けても我慢して会社に残って下さい。
挽回はまたできますよ、きっと。



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2 コメント

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Unknown (トマト)
2007-11-17 02:08:29
うつは心の風邪なんて言われてますね。精神疾患のある方と関わる現場にいて思うことはうつに限らず、精神疾患は誰もがかかり得る可能性のある病ですが、日本という国は残念ながら当事者に非常に理解に乏しいと思います。職場によって理解あるところも増えていますが、現実は無理解な会社も多いと思います。

休みながら会社に残ることが本人には大変な苦痛を伴っている場合もあります。逆の場合もあります。日本はまだまだ精神疾患に対し差別・偏見が強くあると思います。今までできていた仕事ができなくなる、周りがそれを理解してくれるような職場ならいいのでしょうが…。しかし何で今までできていたことができないのか?頑張りが足りないからもっと頑張れみたいなことを言われたら…。心が非常に敏感になっている時期にこれは厳しいです。何気ない、ほんのささいな一言でも傷ついて見えない心の闇に落ちてしまいます。いったん落ちるとあがってくるのに相当の時間がかかるときがあります。いつ治るともわからない病です。辞めると選択する人はそれなりに悩み抜いて出してる結論です。仕事辞めようと思ってます…と言う方に、症状の違いはあるにしろ 辞めずに在籍だけでも…と言うことが必ずしも良いとは言えないかなと思います。辞めないで=もうちょっと頑張って と受け取る方もいるかもわかりません。もちろん、そんなつもりで言うわけではないです。辞めるか辞めないかの話には本人の自己決定にまかせるようにしてます。辞めても辞めなくてもお金をもらえる方法はありますよ、ということは話してます。精神疾患はまず休養が第一です。その休養期間は人それぞれです。仕事を休養している方がちょっと良くなった頃に復帰する、再び悪化し休養するパターンも多いように思います。そうなってくると自信喪失される方もいます。泣きながらふがいなさを訴えてみえる方もいます。心の病の方は仕事だけでなく、いろんなストレスに対し脆弱な方が多いです。その人にとって仕事を辞めるほうがいいのか辞めない方がいいのかの判断は難しいです。どちらがよいのか答えなんてないです。病になってしまった本人が一番苦しいですよね。私にはその苦しみを取り除けませんが ほんの少しでも何かのお手伝いできれば、と日々考えながら関わってます。

まとまりがなくてすみません。何が言いたいのかよくわからなくなりました(×_×)えらそうなこと長々と書いちゃいましてすみません!
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Unknown (田中)
2007-11-17 09:08:05
僕が一番憤りを感じるのは一般社会の無理解と無関心です。
朝青龍さんの時にも書きましたがそんな疾患を患ってる方には「無理」な事が多くなってくると思うんです。
そんな方に「頑張れ」はやぱっり辛いと思います。
友人が数年間「鬱」で苦しみ現在も社会復帰したとはいえまだ薬の力に頼らねば仕事に出れない状況です。
「頑張れ」なんてとてもじゃないですが言えなかったですね。

この時に実は僕が辛かったのは周囲の冷ややかな眼でした。
「精神病?」

そんな一括りで色物扱いしてしまう周囲の人間に憤りを感じました。
幸いこの会社の方々が理解のある方達でしたので3年以上休職してたのですが在職する事ができ、金銭的な負担が少なくて済んだようでした。

この金銭的な負担が実はかなり大きいと思います。
中にはその面での不安が全く無いにも関わらず、と言う方もいらっしゃいますが・・・

ここ数年自殺者数が倍増ししかも6年間減る事無く。
病気だけじゃなくて金銭的な理由に拠る方が増えています。(上にも書きましたが金銭的に不自由の無い方もいらっしゃいますが)
病気+金銭的な困窮ですとその精神的な負担はどれだけのものになるのか僕には計り知れません。

僕も既に頑張ってる人に「まだやれるだろ、もっと頑張れ」なんて口が裂けても言えません。
ただおっしゃる様に現状は「無理解、無関心」がまだまだ蔓延っています。
厳密には(タイトルを)「(会社側に)辞めさせないで」としたいところですが実情を考えるとやはり「辞めないで」になってしまうのが悲しいところでしょうか。

会社は個人に利益をもたらす場所のはずなんですが現実には「個人が会社の為に」のサービス残業などが罷り通ってます。
それはそれで美徳だとも思うんですが(奉仕の精神ですね。これは日本人の美徳の一つだと思ってます。)だからこそ余計に病気を患った人間を切り捨てる様な真似を僕は許せないです。
勿論、「仕事が辛いから」って方には「辞めたら」と言いますが。
それが負担になってるならその負担を除かなければなりません。

>まとまりがなくてすみません。何が言いたいのかよくわからなくなりました

いえいえ、ちゃんと伝わりましたよ^^
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