one's works. my works!


one'sとは「その人の」と言う意味です。
僕らはone'sに「皆様の」と言う思いを込めました。

アプリリアRS250   (田中)

2007年07月22日 00時44分34秒 | 懐かしい車、バイク
まさに走る宝石。
飾って眺める趣味は無いと以前に書きましたがこれだけは別です。
何もかもデザインされまくり。
こんな綺麗なバイクはありません。
250ccで70ps。
まさにモンスター。
リッター換算で280psですよ。
もうむちゃくちゃです。

一体どんな加速をするのか。
持って帰ってくる時に「なんだ、こんなものか。88のNSR250の方が速かったな・・・」とちょっと後悔。

それがだ。
ちょっと慣れてアクセルワイドオープンでシートの一番後ろまで体が一気にずれてクリップオンから手がすっぽ抜けかけました。
もう顔面蒼白。

「何かとんでもないものを買ってしまった」とさっきとは別の意味で後悔。

さて、このRS250の話をする時によくお聞き頂くのが(伝説の)NSR250と比べてどうだったか?です。

特に88年式は何故か神格化(?)されて訳の解らないレジェンドがついて周ってます。
実際シャシーダイナモで測ると自主規制の枠を飛び越えて60psオーバーのエンジンがあったとか。

実際にも多分、あったと思います。
それぐらい速かった。
で、88の前年モデルと比べてどうだったかって言うと「低速トルクが太って乗りやすくなった」
これにつきます。
フラットトルク。
これは面白みが無い反面、本当に速く走ろうとすれば必然のチューンです。
88モデルはそれまでのモデルと比べてトルクが太り、またのそ最大トルクの発生回転数も下がったと記憶しています。
はっきり言って話になりません。
もうね、NSR250の方が圧倒的に乗りやすいです。
足回りのチューンも含めてとにかく乗りやすかった。

しかしこれが結構クセモノ。
いつの間にか恐ろしいスピード(とはいえ250ccなので知れてる)に到達してるんです。

対してRS250。
これね、エンジンがめちゃくちゃピーキー。
NSR250と比べるとその荒々しい事。
とにかくワイルド。
ハーレーがワイルドとか思ってる方に乗って頂きたいほど。(勿論、ワイルドのベクトルも違うのですが)
本当のワイルドが判ります。
こんな野蛮なバイク、知りません。

そして何より足回りのセッティングの出てない事(じゃないかも知れないんだけど。一般乗りでは乗り切れなかった)。
これが何よりも恐い。
足が固い、車体が250の割に大きい。
オーバー160km/hからだと落ち着いてくるんです。
これがNSR250だとタウンスピードでもそう気にならないんです。
この辺りの煮詰め方がNSR250は素晴らしかったです。

アプリリアは、趣味性がかなり高いバイクです。
乗りこなすにも相当の覚悟と技術が必要。
タイヤも良いタイヤを履かせてあげてください。
僕はミシュランのパイロットレースを履かせてました。

じゃあ乗りやすいNSR250にしようか?ってのは実はあまり賛成できません。
僕も欲しいのですが法外なプレミアがついてるうえに放置されて(売れてないので)る車両や程度の悪い車両などは焼きつきの心配があります。
なんせ古い。
僕もRZV500Rで名古屋や遠出、高速に乗る時は分離+混合(ガソリンタンクに直接オイルを入れる)で行きます。
そうなるとやっぱり本来の吹け上がりをスポイルしてしまいます。

好みがありますが僕は新しいアプリリアRS250がお奨め。(って誰に)

今見ても本当に「美しいな」と。
以前にも書きましたが街で妙齢の女性に「何てセクシーなバイク」と声をかけられたのは後にも先にもこいつだけです。


※明日時間があったらハーレーダビッドソンのナックルヘッド、パンヘッドの事などを少し書いてみたいと思います。


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