one's works. my works!


one'sとは「その人の」と言う意味です。
僕らはone'sに「皆様の」と言う思いを込めました。

ファミレスラブストーリー「ちょっと待て!相手は女子高生だってばよ~ぃ編」  (田中)

2006年05月18日 20時08分44秒 | コイバナ・・・哀愁の村に雪は降るのだ
美容院で働きながら夜はレストランでバイトする。
20代前半の思い出は美容院とレストランSでの出来事ばかりです。
レストランSには当時和食と洋食とがありました。
これは洋食店でバイトしてた時の話です。

料理を作るのもある程度任され洋食店にも慣れてきた頃。
どっかのお店からその洋食店にバイトさんが派遣されるとの事。
「どんな人が来るんだろうな・・・」って。
マネージャーはよく知る人物で「面白いヤツだぞ~」と。
40代のこのマネージャーが言う「面白い」はあまり自分達にとって面白かった事はかつて無かった。
個性的ではあるが「変人」で「人間味」のない人が多かった気がする。
「俺の仕事はみんなの個性を潰す事」なんて言い切る人がいたり。

そ・れ・が・だ

「よろしくお願いしま~す」と元気に入ってきたのはどっからどうみても女子高生。
唇が今で言う釈ゆみこさんみたいな唇でまー何ていうか唇に目が行く、そんな子です。
パチっとした目と好奇心旺盛が服を着て歩いてる。
一目でそんなのが判る。

学校の制服を着て現れたその女子高生にさきのマネージャーは「お~!よく来たな!!」と出迎えあろう事か方を組んで厨房へ歩いて行ったんです。
僕は呆然と見送りました。
マネージャーはええやん、がにまたで。
二人して肩組んで歩いてくんですがその女子高生も嬉々としてがにまたのおっさんスタイルで歩いて行くんです。
「お~!元気やったか?」とかマネージャーに言いながら。

「ためぐちかよ・・・・」と呆れながらもがにまたで歩いて去って行く彼女に一瞬で心が奪われました。
だってね!めちゃくちゃ可愛いのにがにまたですよ?!
一気にがにまた萌えです(そんな言葉ありませんでしたが)

あっけらかんとした子でしたが流石に女子高生はダメだな、いくらなんでも犯罪だ。
っても3~4歳しか離れてないのですが。
どうしよ~かな困った(何が)なとか思ってたらそのがにまたちゃん(以降便宜上Kちゃん)が「田中さんって美容師なの?」と。

どうやら美容師を進路に選んでるらしく色々と教えて欲しいとの事。
休みの日の夕方に名張の駅前で彼女と待ち合わせをして喫茶店に。
名張駅の前に喫茶店があったのですが何故かミルクティを頼んだんですね。
それまで既にカップに入ってるやつしか飲んだ事が無かったのですがそこで運ばれてきたのは中に茶葉を分離する為の中板が入ったティポット。

こんなんどうやって飲んでええのか判らへん・・・
とりあえず凝視してみるが何も起こらず。
そして放置プレイへ。
Kちゃんは「飲まへんの?」
「嫌いだから」と短く答えました。
「え・・・・じゃあどうして」と当然の疑問を容赦なく投げかけてくるのですが
それにも「間違えた」と意味不明の回答を。


彼女は「免許を取るのに何年かかるの?」とか「お客さんって怖くない?」とかそんな感じの事を聞いてきました。
そしてそんな風にしてこのKちゃんとのつきあいが始まるワケですが・・・・

とにかく賑やかな事この上なし。
底抜けの明るさって言うか本当に底が抜けてるんじゃないか?ってぐらいのアッパーぶり。

楽しかったのですがどうにも相手が高校生ってのが友人達に負い目(当時は有職者が高校生とつきあうのは結構勇気がいりました)があってなかなかみんなに紹介できなかったです。

それがいよいよ卒業となり奈良の美容院にKちゃんは就職。
休みも一緒の月曜日。
講習会にも二人でよくでかけました。

付き合いだして何ヵ月後の事。
その日も二人で大阪の研修センターに。
帰りの電車の中で彼女が「今朝凄い怖かってん」と。
聞けばどうやら駅に向う途中前の車が信号青でも発進しなかったので軽くクラクションを鳴らしたんだそう。
それでも動かなかったので右側の車線から避けて前に出たらなんとその車がクラクション&パッシングで追いかけてきたと言う。

次の信号が赤で止まるとその車から30代ぐらいの女性が降りてきてサイドウインドーを叩き「降りておいで!」と凄んだですって。
怖かったので無視してまた青信号でスタート。
でもまだついてきてそんな事が3回ぐらい続いた時にKちゃんは「すいませんでした、これで許して下さい」と5000円渡したんだそうです。

相手は睨みつつもその場を離れてやれやれと。
「へ~、えらい怖いのがおるな~」と慰めてたらKちゃん「せやさかい今日私あんまりお金なくってさー」
「悪いけど3000円貸してくれん?」と。
「あ、ええよ、ええよ」と3000円貸してあげました。


それ以来彼女から連絡はありません。
ええ、もうぷっつりと。
彼女は5000円とられて僕はKちゃんに3000円とられて。
って事は僕が一番損してるやん。
Kちゃん・・・・・
あれは手切れ金だったのか。
ってか寸借詐欺やん、しかも3000円て。
やすっ!!


今でも時折見かける(だって同じ職業だから)君に小一時間問い詰めたい気持ちで一杯です。









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2 コメント

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マンガ喫茶から愛を込めて♪ (名無し)
2006-05-19 08:32:57
ボブイエーイ(∇≦d)(b≧∇) イエーイ

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漫画喫茶より愛を込められて★ (田中)
2006-05-19 09:26:36
ボブイェ~ィ(´・ω・`)イエ~ィ
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