one's works. my works!


one'sとは「その人の」と言う意味です。
僕らはone'sに「皆様の」と言う思いを込めました。

デート商法  (田中)

2007年11月13日 08時31分57秒 | Weblog
今朝のテレビ番組の中でもやってました、デート商法。
僕の友人も引っ掛りました。
大阪で「すげ~可愛い子に声をかけられてさ!」と眼を輝かせてました。
まぁ、「ふん、ふん」と聞いてる訳ですがだんだんと雲行きが怪しくなってくる。
「今度その子が働いてる会社に来て欲しいって言われてるんだけど俺大阪ってあんまり判らんし一緒に来てくれるか?」

「へ??」
ですよ。

大阪のその子の会社に行って何すんの??
「何でもできるらしい。」
何でもって何よ。
「何でもって言ったら何でもや!」
・・・・・・・

あかん。
これは1人で行かせるのはとても危険。
かと言って頭ごなしに「それ詐欺か何かだろー」って言っても長い事彼女の居ないこいつには。

そして約束の日。

難波にある割と綺麗なオフィスに到着。
ん?で、どこにその「すげ~可愛い子が??」

近寄って来たのは如何にもな雰囲気の眼だけがギラギラしてるギスギスに痩せ細った女の子。
金髪をハーフアップにしてありえんぐらいのド派手メイク。
ぱっと見た目25歳。
実際年齢32歳ってとこか。

まぁ「可愛い」の基準は人それぞれだし許そう(?)。
で、その子が僕を一瞥してこう言った。
「○○ちゃんですよね?ちょっと待ってて下さいね!」
と。
こいつと一緒に来たとかって思ってないみたいだ。
もう1人騙されたヤツが同じ時間帯で来るって事ね。

「いや、今日はこいつの付き添いで」

その場に4~5人居ました。
うち男性が2人。

みなさん一様にピクっとして視線を僅かに僕に向けた。

年嵩の男性がその派手メイクの彼女に何やら目配せをした途端あたふたとする派手子さん。

「ちょ、ちょっとお待ち下さい。」
とそいつ(連れ)の袖を引っ張って「一人で来てって言ったやん」
とか言ってる。
「いや、俺大阪知らんし。」とか照れ笑いしてる。
違う、違う。
そこは照れ笑いするとことちゃうわ。
「お兄さん」と強面のおっさんに声を掛けられた。
「お兄さんは何かこちらに用事でも?」
いや、別に。
「そしたら申し訳無いんやけど色々とご友人の方とうちのスタッフ(って言い方をした)が話があるみたいだから外で待ってもらうか別の部屋でコーヒーでも飲んで時間潰して貰える?」
「ああ、俺の事は気にせんでええよ。
あいつさ、気が弱いもんで俺、横でおったるわ。
あいつな、押しが弱いねん。
ここで行ったれや~ってタイミングが判らんで横で俺が教えたるわ。
誘ってきたん向こう(スタッフさんね)やって言ってたし普通楽勝やろ?な。」
とあくまでも商売っけは知らんみたいなノリで話す。

困ったな~って顔を一瞬した後にギロって睨まれた。
正直ビビッた。

で、「○○さ~ん、仕事が入ったから!ごめんねー」と。

で、その派手子ちゃん。
「あ、ごめん、仕事が入ったみたいなんで今日は無理。また連絡するから。」

おいおい、いつ仕事が入ったんだよ・・・
おまいさんの仕事は今その目の前のそいつ(連れね)だろ。

とまぁ、そうと決まれば長居は無用。
半日難波の街で遊んで帰ってきました。
途中何度も「あんな子じゃなかったんだけどなぁ」としきりに言ってるそいつにもう何も言えなかったです。

15年ほど前の話です。



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