『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

実ったへちまで背中を洗うまで

2022年12月13日 | 考える日々
今から1か月ほど前。
「秋深し」という頃、
のん気にへちまが実ったんです。


さすがにのん気そうなので、
葉っぱが枯れる前に収穫して、
バケツにたっぷりの水を入れ、
重石をして水に沈めておきました。

というか、へちまが大きかったので、
半分に切って、上下を入れ替えたりしながら、
上も下も交代で水に浸かるようにしてた。

んで、1か月。

ウソみたいに、
ぺろ~~~んと皮が剥けました。
切り口から種もぽろぽろ落ちて、
色白の繊維だけが残りました。

それにしても、ザクッと切ってみたらさ~。
へちまの実に、こんなに大きい穴が通ってるなら、
そりゃ、茎からどんどんへちま水が採れるよね、
って納得できる実の断面図です。

でも完熟する前に収穫したから、
種はスカスカで、
来年播いても実るかどうか??
って、そっちはちょっと疑問です。

でも、期待以上でした。
こんなにうまく、勝手に皮だけ向けて
スポンジの繊維質だけが残るとは!
昔の人の「自然の恵み」に敏感なことにびっくり!

早速、その日の夜、
仕舞い湯を狙ってお風呂に持って行ったら、
モロモロと中身が出てきたりして、
お湯が汚れちゃった。

繊維質だけきれいに残ったけど、
隙間はまだ汚れてたのね。
んで、これ、結構固いんです。

固いから、最初、
肘とか膝とかを洗ってたんだけど、
お湯に浸けてるうちに、
どんどん柔らかくふわふわになってきました。

なので、種の穴のところに紐を通して
50㎝くらいの長さにし、
両端を手で持てるようにしたら、
めっちゃ気持ちよく背中が洗えました!

肌ざわり、サイコー!

今まで、お店で買ってたものが、
環境負荷ゼロに変えていけるのって、
なんでこんなに嬉しいんだろうなぁ。

高度経済成長期の
「どんどん作ってどんどん消費しろ」
っていう時代だったら、
この嬉しさ、考えられないだろうな。

「手間かかるのに~」って、
親に笑われてたもの。

あ、でも私はおばあちゃんに思ってた。
戦時中を生きた人だけあって、
何もかも大事にする人だったから。
「ビンの蓋なんか貯めて、何するん??」って。

時代の風潮から自由になるのって、
すごく難しいことなんだろうな。
今なら、何だろ?

民主主義は正しいです、とか?
学問は客観的であるべき、とか?

時代に巻き込まれないためには、
ものごとを多面的に調べたり、
いろんな人と話をしたりしながら、
最後は「自分の感覚をどこまで信じられるか」、
に、かかってる気がします。

あとは、
「仕方ないから合わせとく」って感じから、
どこまで突き抜けて自由でいられるか、
も、切実。う~ん、難しい。

んで、こんなに寒いのに、
ウチのへちまは、まだのん気に、
重そうにぶらぶら実っています。


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