『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

フォルメンで自由を考える会1

2018年07月31日 | 昼行燈より愛をこめて
暑い暑い夏の始まりを予感させる7月のある日。
フォルメン(クレヨンぐるぐる)を3枚描いて、
自由について考えました。


今日描いたのは3枚。
1枚目は、自分の今のキモチを線で表現する。
2枚目は、隣の人の1枚目と交換して、真似する。
3枚目は、美しいものを、自由に描く。

この3枚を描くことで、それぞれ
・自分のキモチのまま動くということ
・外から強制された課題に取り組むこと
・自由に美を生むこと
の3種類のココロの動きを、感じてみました。

1番目の「自分の今の気持ち」を描いた時は、
「寝起きなんです~」という方は、動きの少ないうすーい線だったし、
上下に何度も激しく動く線を描く人や、
濃ゆーい線が隙間なく埋めている人…。

「線にすることで、気持ちの違いが際立ちますね」
というコメントが表すように、
ただの線の中に、人も自分も見えてきます。

2番目の「隣の人の1枚目と交換してマネする」。
これは、意味のわからない事に従う体験
と同時に、
人のキモチの形に寄り添ってみる体験。

「自分が元気ない時、強い線を描くのは苦痛」
「真似ることで、その人の気持ちがわかる気がする」
などなど、おもしろいコメント多数出てきました。

3番目の「美しいものを、自由に描く」は、
ちょっと大変でした。
まず、自分の中心を画用紙の真ん中に置いて、
それを意識しつつ、調和した美しい形を描く。

ちょっと困りながら、お星さまを描いた人、
線でいっぱい区切って色で表現した人、
ただのマルから花や地球に発展して行った人…。

「自由にしろって言われたら、途方に暮れる」
「頭の中のイメージを形にするには技量が必要」など、
これまた興味深いコメントがあれこれ出てきました。

1番「ワガママに動きたい」も
2番「意味のわからない外からの課題に従って疲れる」も、
日ごろよく感じる感情ですね。
個人的には、3番の「自由にしていいから美しいものを」
というステージが怖くて、
1番や2番のせいにしている時もあったりします。

3枚目
「自由に美しいものを」と言われたら
ホントは幸せになっても良さそうなのに。

「自分を中心に置いた完全なる自由」。
その前に立ちすくみ、
「美しいものを描けって言われても…」。

みんな、行き当たりばったりに、
苦し紛れに、何か、それでも
それらしいものを描いてみたのでした。

絵を一枚描くのでさえ、とまどうのに、
「自由に向かって生きる」なんて
人生の課題にチャレンジして行くなんて、
その大変さは、そりゃもう計り知れません(^^;)。

大変だけど、でも、
自分の身の丈で「自由」を意識して行動することが、
そのまま、その都度、
「やった~!」とか「あ~あ…」につながります。
それって、動物でもAIでもなくて、
すごく人間らしいな~と思うのです。


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