京都左京区南禅寺のすぐ近くにある
「野村美術館」で
「開館30周年記念名品展 Ⅱ」が開かれています
(12月8日まで)
私がお稽古用に持っている
唐物茶入の本歌
「北野茄子茶入」が
今回も出ていたので
じっくり拝見してきました
「天川四方盆」の説明に
「天川(アマカワ)」とは
中国の「マカオ」が訛ってそう呼ばれたと
書かれており
なるほどと勉強になりました
無準師範筆の兜ィに書かれていた
「葺」
の一字が読めなかったので
家に帰ってから調べましたら
「葺」 ふ(く)・シュウ
という字でした
意味は
①ふく 茅などで屋根をおおう
②かさなる 積み重なる
(角川漢和中辞典より)
禅語としての意味は
手元の本には載っていなかったので
はっきりわかりません
小さい草を積み重ねていくことで
大きな屋根をおおうということから
そういったニュアンスの教えなのか
草葺きの粗末な屋根そのものを表すのか
あるいは
何か他に深い意味があるのかもしれません
今回は読み方をひとつ確認したというところで
とどめておくことにいたします