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藍の種まき

2020-03-09 20:58:25 | ◇ アート

徳島県は、藍染の染料となる藍の生産日本一です。
その藍の種まきが先日ありました。
蒔かれた種をはねと呼ばれる道具で土に馴染ませています。
6月~7月にかけて収穫されます。


⇒朝日新聞

徳島県の藍染をアピールするロゴは東京オリンピック・パラリンピックのロゴをデザインした野老朝雄氏により作られました。


⇒徳島県


藍の青色は、世界的にもJAPAN BLUEと称されています。
「青は藍より出でて藍より青し」という言葉はよく知られています。
染められた青が元の藍の色よりも青いという意味ですね。
弟子が師匠を超えるという例えで、努力の大事さを言っています。

徳島県の藍は阿波藍とよばれ、平安時代を起源とする長い歴史と伝統がいまも引き継がれています。

日本では、タデアイというタデ科の植物から藍の染料が作られます。


⇒武庫川女子大学 牛田研究室

なぜこの緑の葉から、あのような青色の染料ができるのでしょうか。
これは、タデアイの葉の中にインジカンという無色の物質が変化してインジゴという青い色素ができるといいます。

収穫した藍の葉を乾燥、保存の後発酵の過程を経て藍染の染料「すくも」が完成します。


⇒AI-TOKUSHIMA

青色は日本を象徴する色のひとつ。
阿波藍の歴史と伝統は、その青色に大いに貢献しているように思えます。


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