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桃の林 かおりの桃源郷

2020-03-01 20:56:51 | ◇ 景色

3月「桃の節句」、「ひな祭り」
旧暦の3月3日は、現在の3月下旬から4月上旬で
ちょうど桃の花が咲いている時期から「桃の節句」と名付けられたと言われています。

和歌山の紀の川市に、「ひと目十万本」といわれる桃の花の名所「桃源郷」があります。


⇒紀の川市観光協会

この桃源郷は、環境省が定める「かおり風景100選」にも選ばれています。


⇒環境省 かおり風景100選


桃源郷は、世間一般の人々が住んでいる世界(俗世界)とは離れた別の世界のことですね。
イメージとしては、楽園、理想、平和の世界になります。
桃源郷の由来は、中国の詩人陶淵明の「桃花源記」からきています。(原文と役はこちら⇒詩詞世界)

福音館書店からは絵本も出ています。


⇒Ehon Navi

出版社からの内容紹介の文です。
ある日、漁師が舟をこいで川をさかのぼっていくと、いままで見たこともないみごとな桃の林が、両岸にどこまでも続いています。そして、みなれない山のほら穴から微かな光がもれていました。不思議に思った漁師はほら穴に入り、そろりそろりと進むと、突然、目の前が開け、土の肥えた田んぼやきれいな池が現れ、楽しそうな村人に出会いました。村人の話によると、大昔、先祖が戦争を避るため、この土地へ逃れてきたということです。そして、もう何百年も外の世界と行き来していないというのです。漁師が、この平和な美しい村で何日か過ごし、家に帰ろうとすると、村人は「ここで見たり聞いたりしたことは、誰にも話さないでほしい」と頼みますが……。


このあと、漁師はやはり家に戻ってら、ほかの人に言うんですね。言わずにおれなかったのでしょうね。
それでどうなるか・・・・・・
結局再び訪ねていくことになるのですが、発見することはできませんでした。
もともとなかったのか、漁師が他の人に言ってしまったから、消えたのか・・・・わかりません


陶淵明にはほかにも有名な漢詩がいくつもあります。
  雲無心出岫
  鳥倦飛而知還
雲は山の穴から(岫:しゅう)から出てきて、私心なく自由自在で何物にもとらわれない。
鳥は、飛ぶだけ飛べばやがて飽き、帰るべきところへ帰る
という意味らしいです。(う~む、感じるものがありますが、漢詩って学校の時から苦手でしたが)



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