曼殊沙華(まんじゅしゃげ)
吉兆の印として、天から降る花として法華経の経典に記されています
日本では、毎年秋のお彼岸の頃に花を咲かせる彼岸花の別名となっています
球根の頼りがいのある毒
球根には毒があり、かつて土葬であった頃には遺体を田畑では作物を、ネズミやモグラなどの動物から守るため人間が植え付けたとされています
球根には毒だけではなくでんぷんも含んでいます
球根を水にさらしておくと毒が薄まり、飢餓などのときには非常食にもなり、食用として役にも立ちました。
彼岸花は人の生活に密接に関わる植物です
⇒京都九条山 自然観察日記
花と葉 別れてもつながっている
葉のない茎がまっすぐに伸び花だけを咲かせる様は、気高く周囲とは妥協しない姿
ねじれ反り返る花びらは要塞、長く伸びる6本のおしべと1本のめしべが触手のように広がる
美しくもあり不吉でもあり、不気味だが魅惑的な花です
花が咲いている時には、葉がありません
葉は、花と花茎が枯れてから生えてきます
放射状に広がり、光合成で球根に十分な栄養を蓄えます
この蓄えた栄養を使って、秋に見事な花を咲かせる、そういうサイクルなんですね
「葉見ず花見ず」ハミハナミズと彼岸花が呼ばれるわけがそういうことです。
⇒BOTANICA
ここで謎 なぜおしべとめしべ?
彼岸花は、種ではなく、球根の分裂で増殖していきます
それなのに、なぜおしべとめしべがあるのでしょうか
彼岸花のおしべとめしべは種を作れないそうです
染色体の数が3つあり、3倍体といってうまく分裂できないということのようです
原産地である中国では、種を作る彼岸花があり、それが日本に来た時に変異して球根の分裂で増殖していくようになった
それでも花を咲かせていた祖先の機能を引き継いでいるということです(⇒日本植物生理学会)
生き物の進化や退化はそう簡単に線を引けるほど単純なものではないようです
それに彼岸花は生態的なことだけではなく、神秘的で人智を超えた何かがあるのかもしれません
⇒植物雑学辞典
様々な名前
地獄花、死人花、毒花、幽霊花、灯篭花など様々な別名が与えられる彼岸花
彼岸花は変わらない
見る人の心情で景色が変わる
埼玉県日高市 巾着田曼珠沙華公園
⇒ちょこ旅埼玉
猛暑続きの夏ですが、少しずつ秋の愛音も聞こえてきたような気もしますが・・・・・
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