おもいや

線香と数珠のお店

灯台の行く末

2020-11-01 22:33:00 | ◇ 景色

今日は灯台の日

陸の縁に立ち光を放つ灯台は、孤高で凛々しい。


⇒犬吠崎灯台大百科

最近は、GPSの普及やレーダー性能の発展で、灯台の役割が低下してきています。
現在3000基ほどある灯台のうち、今後2024年までに300基の灯台が廃止となるようです。(⇒海と灯台プロジェクト

廃止となった灯台は原則として取り壊しが基本ですが、なかにはモニュメントして残しシンボルとして活用しようとする動きもあります。

恋する灯台プロジェクトは、『灯台を「ふたりの未来を見つめる場所」として定義することで「ロマンスの聖地」へと再価値化』を目的に推進されているものです。


⇒日本ロマンチスト協会

新潟県の能生港灯台も自治体が管理することで、恋する灯台として生まれ変わりました。


⇒海と灯台プロジェクト

灯台管轄の海上保安庁も、自治体と協力し積極的に灯台を「航路標識のデザイン化」として取り組んでいます。

名峰八甲田山をイメージした青森港北防波堤西灯台


⇒海上保安庁

ロケット発射基地からロケットをイメージした西之表港沖防波堤北灯台


⇒海上保安庁

さすがに色は既定の規制があるのか、(おもいやブログ)で紹介したスペインのアホ灯台とまではいきませんが、個性ある灯台になってきています。
アホ灯台


今後はさらに精度の高いGPSや船舶の自動識別装置などハイテク化によって従来の灯台の役割は益々低下していくことは確実ですが、灯台は日本人の心の風景のひとつですから、大切に保護し後世に残していきたいものです。


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