東京国立近代美術館で「あやしい絵展」が開催されています。
⇒美術手帖
「あやしい絵」について、こう記されています。(⇒東京国立近代美術館)
『美しいだけではくくることのできない魅力を持つ作品』
『神秘的で不可思議、奇怪な様子』
『グロテスク、エロティック、退廃的、神秘的、ミステリアス・・・』
展示作品のひとつ
橘小夢 <安珍と清姫>
⇒東京国立近代美術館
この絵は和歌山県道成寺に伝わる「安珍と清姫伝説」に基づいています。
安珍に裏切られた清姫が大蛇となって追い詰め、寺の鐘の中で安珍を焼き殺し自らも入水自殺するという物語です。(⇒道成寺)
この絵を見て思いだした絵があります。
オーストリアの画家グスタフ・クリムトの接吻です。
⇒MY MODERN MENT
どちらも男と女が固く結び合っている様子が描かれています。
けれども、かたや愛渇、怨念そして悲劇的、かたや恋愛、愛欲そして退廃的にも感じられます。
同じ構図で登場人物も男と女ですが、別次元のものですね。
芸術を観賞するには先入観を持たず素直に感じることが重要だと言われます。
しかしこの「あやしい絵展」では、すべてがあやしいと先入観を持つ方がより多くの発見をできるのかもしれません。
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