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水路の上にソーラーパネル

2021-04-04 22:03:00 | ◇ トピックス          

アメリカ カルフォルニア州の面積は423,967km2 日本の約1.1倍
人口は日本の3分の1程度
広々とした環境です

カルフォルニア州の公共用水の確保に約6000km以上の水路が広がっています。
この水路を太陽光パネルで覆うと13ギガワットの電力を得られるという試算が報告されました。
2030年までの脱炭素化の目標達成に必要な再生可能エネルギーの約半分に相当するといいます。


⇒WIRED

この計画の利点がいくつか示されています。
水路の上に設置されたソーラーパネルは温度上昇を抑制され発電効率が高くなる。
また傾斜面などで水路からポンプを使う場合なども、効率的に電力を使うことができる。
水路の水の蒸発を減らすことができる。
パネルの影によって、水路内の水草が増えることを防ぐことができ、水路のメンテナンスが容易になる。
などです。

この構想を実現すにはその費用や生態系への影響など問題も多く残っています。
しかし、脱炭素化、再生可能エネルギーへの移行など未来に必要とされる事柄を考えるときの選択肢になるかもしれません。

水路ですから水が流れています。
人工的とは言え、水の流れは心地よいもので時に人の心を癒します。
これが全面パネルで覆われた光景を想像すると、気持ちが沈みます。
気候変動は深刻で今のままでいいわけはありませんが、対策によって何かまた失われていく、そんな時代になっていくのでしょうか・・・。


⇒UC SANTA CRUZ


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