
新語や流行語など言葉にまつわるコンテストは数多くあります。
創作四字熟語もまたそのひとつです。
今年で31回目ですから、長く続いているコンテストです。
創作四字熟語とは
『従来からある四字熟語をもじったり、オリジナルの四字熟語を創作して、一年の世相を漢字四文字で振り返るという「ことば遊び」です。』
⇒住友生命
本年度の最優秀賞は「医師奮診」(いしふんしん)
コロナ禍での医療関係者の奮闘を表現しています。
従来から知られている「獅子奮迅」(ししふんじん)になぞらえています。
⇒住友生命
優秀賞にある「全面口覆」(ぜんめんこうふく)は「全面降伏」のもじりで、個人的にはこちらの方がすっきりと頭に入ってきます。
入選作品として40編あります。
「常時携袋」(じょうじけいたい)・・・レジ袋有料化により、常にエコバッグを持ち歩く人が増えた。
「画伝飲酔」(がでんいんすい)・・・パソコンと向き合って飲むオンライン飲み会が流行
「一年待東」(いちねんまっとう)・・・2020年、東京五輪の一年延期が決まった
などなど、なるほどとよくできた四字熟語があります
中国の古典に由来する四字熟語ですが、日本では独自の四字熟語が形成されてきました。
意味を持つ漢字を四つ並べて、新しい凝縮した世界観を表す四字熟語は日本語の豊かさの象徴ともいえます。
四字熟語は4千とも5千ともいわれる数があるようです。
どれだけ思い起こして書けるか・・・・(全く自信がありません)
創作四字熟語は、一年の世相を表すものとして作られるものですから、この中から普遍的な四字熟語とはなりにくいですね。
正確にはわかりませんが、31回を数える創作四字熟語で辞典などに掲載され普遍的なものとして使われている四字熟語はあるのでしょうか。
それはともかく、簡単に作れそうですが、意味やリズムまで考えるとなかなか難しいものです。
一朝一夕にはできないけれど、一生懸命、粉骨砕身して、不撓不屈の精神で大願成就を為す、とただ並べるだけ並べても・・・だめですね。(センスなしです・・・)
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