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新嘗祭

2020-11-21 15:13:10 | ◇ 行事

11月23日は「勤労感謝の日」
この勤労感謝の日は、古来の新嘗祭(にいなめさい)の行事を引き継いだもの。
『古事記』に天照大御神(あまてらすおおみかみ)が新嘗祭を行ったとあります。
新嘗祭は、宮中行事のひとつで、「天皇が新穀を天神地祇に勧めて神を祀り、身ずからも食す」という日本古来の大切な行事でした。

「嘗」は「なめる」
舌で味わうという意味ですが、供える、奉るという意味も持っています。
漢字の成り立ちをみると興味深いです。


⇒漢字・漢和辞典-OK辞典

9月に天皇陛下は皇居内の稲を刈られ収穫した米は11月の新嘗祭で神前に供えられます。


⇒朝日新聞

この稲は5月に天皇陛下自らが田植えをしたものです。


⇒朝日新聞

戦後、勤労感謝の日に変わりましたが、今でも宮内庁や神社、各地域では新嘗祭が行われています。

⇒観光三重

古来の行事を引き継いだ勤労感謝の日は、この日でなくてはならず、ハッピーマンデーの制度の対象にはなっていません。
成人の日や敬老の日などがハッピーマンデーに適用されていますね。
建国記念の日、憲法記念日などは、適用外で固定された日となっています。

勤労感謝の日は、
「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」
ということになりますが、食物への感謝、忘れないようにしたいものです。


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