旧暦の2月15日はお釈迦様(仏陀釈尊・ブッダ)が亡くなられた日(入滅)です。
お釈迦様の故郷はカピラヴァストゥでここで釈迦族の王子として過ごしました。
悟りを開いた後お釈迦様は各地を遊行しながら法を説いていきます。
亡くなられた場所は、インド北部に位置するクシーナガル(Kushinagar)
地図で見ると、故郷のカピラヴァストゥの近くです。
きっと故郷へ向かっていたのでしょう。
しかし、たどり着くことはできずに入滅されたのです。
ただ、お釈迦様ですから、故郷への思いに惑わされることはなかったはずです。
⇒無盡燈
クシーナガルのマハパリニルヴァーナ寺院 (Mahaparinirvana Temple)でお釈迦様が横たわっている像があります。
⇒Local Guides Connect
マハパリニルヴァーナ寺院
⇒Local Guides Connect
涅槃会は、釈迦の追悼と報恩のために行われる行事で、
2月15日、または新暦の3月14日から15日頃に行われます。
一般の言葉でいえば、祥月命日の法要ということになりますね。
京都清水寺の涅槃会
毎年2月15日に行われる
⇒音羽山 清水寺
涅槃は、サンスクリット語でニルヴァーナ(nirvana)、「吹き飛ばす」「消す」という元の言葉の意味。
貪欲や憎しみなどを吹き飛ばす、その火を消し去るということから、安らぎと悟りの境地のことを表します。
また、ニルヴァーナは釈迦の入滅を表す意味もあります。
涅槃図は、ブッダの亡くなる時の様子を描いたものです。
横たわるお釈迦様の周囲に沙羅双樹の木があります。
右上にはお釈迦様の方へ向かう生母摩耶夫人がいます。
周りには弟子や動物たちが集まっています。
月は満月です。
⇒王泉寺
涅槃図とは別に、釈迦の入滅の様子を表した像も世界各地にあります。
涅槃仏といいます。
日本にも幾つかあります。
福岡の南蔵院の涅槃仏
⇒福岡TOUCH
南蔵院の涅槃仏は長さが41mもあり相当大きなものですが
世界にはまだまだびっくりするような像が多くあります。
ミャンマーのモンユワにある立位130mの仏像と横たわる100mの仏像
⇒mochilerosentailandia
涅槃は貪欲や憎しみ、怒りなどの束縛からの解放
輪廻転生から抜け出し安らかな境地にいたること・・・
など、書かれていますが、なかなかわかるようでわかりませんね。
どう生きていくか、ということになるのでしょうが・・・・・
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