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すりばちの力

2019-02-20 11:31:51 | ◇ 行事

加持は、仏の働きかけ(加)を行者が受け止め(持)、行者より仏の力を注がれた信者が超越的な力を得ることを言います。
加持祈祷と一言で使われますが、祈祷は、神仏に祈り願う行為ですので、若干の違いがありますね。

福井県鯖江市では、「すりばちやいと」と呼ばれる、すりばちを頭にかぶせて無病息災を願う加持が毎年2月20日と3月2日に中道院で行わます。


⇒さばかん

その昔、悪病に苦しむ人たちを元三大師が護摩炉をかぶせて灸をすえたところ、病が治ったという由来からきています。
護摩炉は護摩壇の中央にある護摩をたく炉です。
これがすりばちに似ていることから、「すりばち」と「灸(やいと)」がいっしょになって「すりばちやいと」という名前になりました。

鯖江市中道院

⇒福井しらべ

頭にかぶせるのですから、頭痛には特に効果があり、なんでも頭がよくなるという話も広まり、受験生も訪れるという話です。
なにしろ、超越的な力を授かるのですから・・・・


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