こんにちは。ほにゃらかです。
私の独断と偏見の「和歌のおはなし」に、
おつきあい下さってありがとうございます。
土日は、新規投稿をお休みしようと思っていたのですが、
頂いたコメントをきっかけに、ちょっと面白いことを見つけたので、
今日は、それをご紹介します。
ことのはじめは、
「日々の言霊」の夢枕さんが、
寺山修司さんの、この歌をコメント欄に書いてくださったことです。
ふるさとの 訛りなくせし 友といて モカ珈琲は かくまでにがし
-- 空には本 --
良い歌です。私も大好きです。
そして、この歌を見ると思い出すのが、この歌です。
ふるさとの訛りなつかし
停車場の人ごみの中に
そを聴きにゆく
おそらく、寺山もこの歌を「本歌取り」して、
先程の歌を詠んだものと思うのですが、
さあ、たいへん。
どなたがお作りになった歌か思い出せない。
あまりにも基本的な、誰でも知っているような歌ですが、
思い出せないとなると、ほんとうに思い出せないのが、
おばさんの悲しいところ。
そこで、コメント欄で「思い出せない~!」と書いておりましたら、
「jump in the box」でおなじみのjumpさんが、
「啄木じゃなかったっけ?」
と、教えてくれました。
そうそう!そうでした、そうでした。
でも、念のため調べてみました。
(jumpさん、疑っているわけではありませんよ)
まったく今の世の中は便利になったもので、
インターネットでも、簡単に見つけることができました。
(最初から、自分でも調べなさいよって?すみません)
その一つに、とっても面白いページがあったので、ご紹介します。
田代勝巳さんという方が書かれているページです。
石川啄木の、上の歌をとりあげ、
小学6年生に、いろいろと解釈を聞く授業の内容が
まとめられているようです。
ああ、こんなにも「歌の解釈」は、いろいろなんだなと、
あらためて感じさせられる内容でした。
もし良かったら、読んでみてくださいね。
(たぶん明日は、ほんとうにお休みです)