警察官の仕事と採用試験の質問箱

警察官になりたい方のための仕事と採用試験の質問箱。冷やかし興味本位はNG。回答できない質問もありますのでご了承を。

警察官は一般的に厳しい・怪我は当たり前というイメージがありますが実際はどうですか?

2008年07月11日 | 警察官の仕事
ご質問ありがとうございます。

たしかに安全か安全でないかと言われると、怪我をする危険性の高い状況に置かれることの多い職業ですね・・・
私もそんなに大きい怪我はありませんでしたが、仕事中の多少の怪我は経験しました。

例えば武道訓練などでは、やはり歳を取って体力がなくなってきたのに無理をすると怪我をすることもありますし、交通取締りや交通事故処理では車の走っている車道に生身で立たないといけないこともあるので、絶対に安全とは言い切れません。
また、最近では警察官を狙った犯行というのも時々報道されますしね・・・

しかし、どうでしょう?
建築現場の高いところで作業するとび職の人や、工場で機械を操作する作業員など、一歩間違えればつねに危険な状況で仕事をしています。
一日中運転している職業ドライバー(運転手)は、いくら自分の運転が上手くても交通事故に巻き込まれる可能性は普通の人よりも確率的に高いはずです。
そう考えると、警察官以外でも、職務上、危険のある職業は多くあります。

ただ、警察官の場合は社会的反響が大きいだけに、何かあれば(例えば通り魔に職務質問したら切りつけられた、など)ニュースになります。

しかし、職務中に怪我をすることはある意味恥ずべきことですから(怪我をした時点で仕事が中断されるため)、事故防止のために武道をしたり、複数行動したり、目立つ反射材を着けて交通整理するのです。

ということで、結論は「怪我をする可能性は比較的高いほうの職業と考えられるが、事故防止のための対策は講じたうえで仕事をしている」です。