御気楽極楽

主にゲームについてなんか書いています。

FF15『強敵を目の前にしたとき。』

2017-11-13 23:44:13 | ファイナルファンタジー

プラス、魔道インビンシブル装備で向かうところ敵なし。(卑怯

強い敵相手だと、レベル上げていても、料理食べていない状態だと、一瞬で仲間が倒れてるのでびびる。
相手レベル低いはずなのに…
で、開き直ってこれですよ。
まぁ、うん、もう、戦闘は楽しんだから、いいんです。
タイムドクエストでちゃんとしてるから、いいんです。
タイムドクエスト…しょぼい結果出しまくりですけど。

以下、妄想文。



ご都合主義ハッピーエンド。
とんでも妄想設定入り。

資料やら、何やら完璧無視しているので、本当とんでも妄想。
キャラの口調、思考もおかしいかも…。
ただ、ハッピーエンドが書きたい、ただそれだけで書いた代物です。


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王とはなんだろう。

俺にとって、王とは親父だ。
常に前に出て国を守り、民を思いやり、強い意志を持ち、立ち止まることなく前に進み続ける、それが王だと思っていた。

けれど、俺は違う。
ただ運命に流されただけだった。

決められて、受け入れて、納得したと思うようにしていた。


そんな俺をエメラルドの色を持つ聖獣はすごい王だと褒めた。

気が付けば、俺はそこにいた。
そこは、昔の記憶の王の間だった。

待っていたとばかりに、聖獣--カーバンクルは俺に飛びついてきて、俺を褒め称える。
もちろん、いつものようにスマホ越しに、だ。

それを俺は喜ばないといけない。
俺はちゃんとやったのだから。

皆の望む、結末を迎えたのだから。


けれど。

--ノクト、ノクト、もうすぐルナフレーナがくるよ!!
--神凪は王様を支える存在だからね、一緒じゃないとダメだから僕が呼んだんだ!
--ノクトは頑張ったんだから、これくらいのご褒美はしてあげないとね!!

これもきっと、
喜ばないといけないことだ。

ルーナと再会できること、それはとてもうれしいことだった。
それでも、褒美と言うならば、俺は。

『褒美って言うんだったら、俺はあの世界に戻りたい。』

気が付けば口にしていた。
途端、カーバンクルの顔が曇った。

--何を言ってるの、ノクト?
--ここにいれば、ルナフレーナと幸せになれるんだよ?
--もう、使命も何もない、誰にも縛られることなく二人でいられるんだ!!
--それなのに、戻りたいの?

使命があることをつらいと思ったことがないわけじゃない。
王族であることが嫌だと思ったことがないわけじゃない。

それでも、俺は親父のようになりたかった。
確かに、衰えていくのを見るのが怖くて、目をそらしたこともあった。

けれど、その想いは心のどこかで常にあった。
親父のような、強い王様になりたい、と。

そして、旅をして、より強く思うようになった。
知らなかった外の世界は、困ることがいっぱいあって、でも、人々は懸命に生きていた。

だから、その手助けをしたい、と。
王ならば、一時的なものでなく、根本的なものを解決できるんじゃないんだろうか、と。

きっと、それは以前よりも多くあるだろう。
だからこそ、戻りたいと思った。

『俺はすごい王なんかじゃない。何もしていない…。
世界に闇に覆われていた時だって、ただ眠っていただけだ。
だから、戻れるんだったら、今度はちゃんとしたいんだ!!』

すると、カーバンクルは、俺に冷ややかな目を向けてきた。

--ねぇ、ノクト、今の世界において、それがどんなに難しいことか分かってる?
--それに、君を称賛する人もいるだろうけれど、中にはそうでない人もいるよ。
--闇に覆われた10年は、君が想像するよりもとても長いものだったんだ。

そうだろうな。
俺には想像がつかない。

そんな中、長い間、待たせてしまったことを申し訳ないと思った。
そして、だからこそ、何かしたいと思った。

絶対に立ち止ってはならないというのが王だというのならば、今進まないでどうする。
カーバンクルの様子からだと、どうも俺をもとの世界に戻す力があるみたいに見えた。

それならば、退くわけにはいかない。

『頼む、あの世界に戻せる力があるんだったら、俺をあの世界に戻してくれ。
あの世界で、俺はまだやるべきことがあるんだ。』

そんな俺の言葉にカーバンクルは顔をそらした。
そして、何かを見つけると、嬉しそうに駆け寄った。

その先にいたのは、俺がずっと会いたかった人だった。



『ノクティス様。』


ルーナだ。
ルーナは、オルティシエの店で飾られていた花嫁衣裳をまとっていた。

--ほら、ノクト、君も早く着替えて、これから君とルナフレーナの結婚式だよ。

カーバンクルは先ほどの不機嫌さが嘘のように俺に嬉しそうに伝えてくる。
ルーナもまた、穏やかな表情で俺を見ていた。

手帳に、すぐに行くと書いて、どれくらい経っただろう。
それなのに、俺を待っていてくれてたのか。

けれど、俺はまだ、その傍に行くことはできない。

『ごめん、ルーナ。
俺、やらなきゃいけないことがあるんだ。』

俺の言葉に、ルーナはまっすぐな瞳で返してきた。

『それは私との結婚式よりも大切なことですか?』
『あぁ。』

その問いに、ためらいもなく頷くなんて、なんてひどい男だろう。
それなのに、ルーナはとてもうれしそうに笑った。

そして、その頭をカーバンクルに下げた。

『カーバンクル様、ノクティス様をよろしくお願いします。』

--君はそれでいいの?

『こう判断をされるノクティス様だからこそ、私はお慕いしているのです。』



それが、その世界で聞いた最後の声だった。



※※※


常に胸を張って生きろ、そうノクトは言った。
だから、どうしても俺たちはこのシガイの群れを相手に生き残らなければならなかった。

それなのに、次から次へとわき出てくるシガイに俺はうんざりした。

「なんで、こいつらこんなに湧き出てくるわけ~~?!」
「最後の悪あがきってか?」
「無駄口をたたいていると疲れるぞ」

もしも、ここにノクトがいたら、もっと戦闘は楽なのに、そんなことを考えてしまう。
もう、ノクトはいないのに。

そんなことはもう10年前から覚悟していた。
そして、だからこそ、決めていた。

夜明けを必ず見て、そして、ノクトが命を懸けて守った世界で生き抜いてやる、と。

当然、その選択をするのには葛藤があった。
けれど、その選択をノクトが望むことは分かっていた。

実際、言葉だってもらった。


だから、ここで死ぬわけにはいかない。
夜明けを見て、生き抜かなればならないのだ。


その時、遠くで音が聞こえた。


もう、聞くことはないと思っていた音だった。
けれど、それは確かに聞こえた。

シフトを使う戦い方は独特だ。
その出す音も独特で、だから、間違えるはずなかった。


「ノクト…?」

イグニスが真っ先に反応をする。
グラディオも気づいた。

みんなその音のもとに駆け寄りたくて、一心不乱に武器をふるった。
そして、そこへ着いた時、望んだ姿がそこにあった。

「なんで、いるの?」
「いちゃ、悪いかよ?」
「…失敗したのか?」
「失礼な奴だな、ちゃんとやったよ。
時間見てみろ、まだ、夜明けの時間じゃないだろ?」

スマホの画面を見ると、まだ夜中の三時と表示されていた。
シガイたちは、まだ、動いている。

「さぁ、もうひと頑張りだ。
油断して死ぬんじゃねぇぞ」

そうだ、まだ終わっていない。
生き抜かねば、生き抜かなければ!!

あり得ないと思われた未来の為に。

俺たちは、懸命に戦った。
戦って、戦って、そして、その時を迎えた。


闇に覆われいた空が少しずつ色を付き始める。
そして、光が、太陽が、その姿を現した。

ノクトは本当にやったのだ。

10年前、真実を知った時、俺はこの時が来たら、絶対泣くだろうと思った。
どうしようもなく悲しくて、つらくて、泣きわめくだろうと思っていた。


けれど、今は別の意味で泣きわめきそうだ。


「本当、なんでノクトいるわけ?!何、神様たち嘘ついてたの?!」
「いや、よく分かんねぇけど、カーバンクルがこっちの世界に戻してくれた」
「カーバンクルとは、あのお守りの聖獣のことか?そんなことができるとは、一体どういう存在なんだ?」
「俺もあいつのことよく分かってねぇんだけど」
「まぁ、細けぇことはいいじゃねぇか、こうして戻ってきたんだ!!」

昔のようにグラディオがノクトの肩にのしかかる。
そして、ノクトは昔のようにそれを振りほどく。

もう、見られないと思っていた光景だ。

奇跡だと思った。
グラディオの言ううとおり、その理由なんてどうでもよかった。

ノクトが戻ってきてくれたのだから。



けれど、奇跡はそれだけでは終わらなかった。




「カーバンクルとは、もしかしたら、アンブラたちと同じで、神の遣いなのかもしれない。
また、神々たちはノクトになにかさせる為にこうしてこちらの世界に戻したのではないのか?」

イグニスは未だに、神様たちを疑っているみたいだった。
それは仕方のないことだと思った。

俺も何か裏があるんじゃないかと思わないわけじゃなかった。

けれど、一人の神出鬼没な元神様がそれをあっさりと否定をした。
ゲンティアナさん、元シヴァ、突然現れるのは、もう慣れっこだ。

「ノクティス、あなたがこうして戻ってこられたのは、あなたがそれを望み、聖石がそれを望んだからです。」
「クリスタルが?」
「はい、聖石はあなたのことがかわいくて仕方がないみたいですよ?」

そう言って、ゲンティアナさんは視線を後ろにやった。
そこにいたのは、テレビでしか見たことがない、そして、もういないはずの人だった。

「…るー…な…?」
「ノクティス様…!!」

ルナフレーナ様がノクトのもとに駆けつける。
それは、まるでドラマのワンシーンの様だった。

「どうして…ここに?」
「カーバンクル様が…クリスタルが望んでくださいました」
「カーバンクル…あいつ、クリスタルだったのか?」
「そうです、あなたを王と選び、そして、あなたとルナフレーナの生を望んだのも聖石…カーバンクルです。
ずっと、誰にもその存在を認識されず、孤独でいた彼を見つけだしたからあなたは選ばれてしまいましたが、だからこそ、こうして、彼はあなたの幸せを望んだのです」

つまり、クリスタルは…カーバンクルはノクトが大好きで、ノクトの為にノクトもルナフレーナ様も生き返らせましたよ、と。

「なにこれ、なんてご都合主義ハッピーエンドぉ~~~?!」
「プロンプト、お前、顔がすげぇことになってんぞ!!」
「うぅっ…ノクトっ…よ、よかったな!!!!」
「って、イグニス、お前はプロンプト以上にひでぇことになってんぞ!!!」
「そういうグラディオだって、顔すげぇことになってるよ!!」
「うるせぇ!!!こんな展開じゃ仕方ねェだろ!!」


確かに仕方ない。
こんなの涙なしでは語れない。

しかも、まだ奇跡は続く。

「それから、こんな世では神凪がひとりだと大変だからと、彼をこちらの世界に戻すようにと…」
「お兄様…!!」
「ルナフレーナ!!」
「なんだこれぇぇぇええ!!!」
「クリスタルって、カーバンクルってすげぇな…」
「マジでこんだけお膳立されといて、生半可なことはできねぇな…」
「そうだな、俺も全力でお前をサポートしよう」

こうして、終わったと思っていた俺たちの物語は再び始まった。
つらいこともあるだろう、逃げ出したくなることもあるだろう。

そんな時は、今日のことを思い出そう。
つらい旅路の先に待っていた、今日と言う素晴らしい日のことを。


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正直、レイヴス将軍生き返らせるのは蛇足と思いましたが、自分が生き返ってほしいと思ったので…。
やっぱり、この四人だとご都合主義であれハッピーエンドを望んでしまいます。
以前発表されていたFF13のナンバリングのノクトだと、まぁ、バットでもいいかな、と思ったかもですが。
あのノクトの自分の第一印象、魔王かな?でしたし。(ぇ
FF15のノクトは、庶民派王子様。
だから、ハッピーエンドが似合うんだい!!


以上。

てか、バージョンアップして、依頼が10個まで受けられるようになりましたね!
ちょっとそれ遅かったかな!!
きっと、発売日に買った方たちは、もっとこういう思いをしているのですね。
最終的にどんなものになるんでしょうかね。


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