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沖縄のことあれこれ。

那覇で26年ぶり夏日(24日のクリスマスイブ)

2017-12-25 12:09:13 | ニュース

クリスマスイブの24日、沖縄地方は南からの暖かい風と晴天の影響で国頭村奥、宮城島、渡嘉敷島、南城市糸数、南大東島旧東、与那国島の6地点を除く各地で25度以上の夏日となった。クリスマスイブに那覇で夏日を記録したのは26年ぶり。

沖縄気象台によると、東シナ海にある低気圧の影響で気圧の谷となった沖縄地方に暖かい風が流れ込んだことに加え、日照があったことから気温が上昇したとしている。各地で平年より3・5度から6度高い気温を記録し、名護で25・4度、那覇で25・5度、宮古島で25・8度、波照間島志多阿原で27度を観測した。11月上旬並みの気温となった。

大勢の観客で連日にぎわう「木下大サーカス」の豊見城市豊崎タウン特設会場でも「暑いので半袖を着た」と話す人の姿も見られた。

夜も最低気温が平年より3度前後高く、暖かいクリスマスイブとなった。浦添市の経塚ゆいまーるセンター通りではイルミネーションが点灯。約400メートルの通りが色鮮やかに輝き、多くの人が楽しんだ。市内に住む高校2年の女子生徒は「初めて来た。すごくきれい」と話し、友人とスマートフォンのカメラでシャッターを切っていた。

25日以降は、大陸から高気圧が張り出し寒気が流れ込む影響で最高気温は平年通りの約20度にまで下がり、湿った空気の影響で曇りと晴れの天気になるとしている。

 

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琉球文化、英国で発信 宮殿で琉装披露 日本文化学

2017-12-24 17:18:18 | ニュース

2018年6月に英国バッキンガム宮殿内で開催される英日文化交流の催しに参加することが決まった日本文化学の蓮美明子さん(右)と、陶芸家の則松金蔵さん(蓮美明子さん提供)

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琉装や琉球の伝統文化を県内外に広く発信する活動をしている日本文化学(蓮美明子代表)が、活動の後援者である福岡県出身の陶芸家・則松金蔵さん(71)と共に、2018年6月に英国バッキンガム宮殿内で開かれる英日文化交流の催しに参加する。23日までに決まった。

詳細は未定だが、則松氏の作品に日本文化学の一員である山内光子さん(71)がデザインした紅型文様をあしらった茶器でお茶を出す予定。琉装に身を包んだ人たちがお茶を運ぶ。

英国で開かれる英日文化交流は、一般財団法人四條司家文化事業財団の設立記念行事として開催される。日本の伝統文化の披露や、日本料理の晩さん会などを計画している。英国での催しの招待を受けた則松さんが、日本文化学に声を掛けたことがきっかけで、琉装など伝統文化を披露することになった。

則松さんは1972年、初めて沖縄で個展を開き、好評を得た。現在は宮家に多くの作品を奉納している。則松さんは「沖縄には初個展から世話になっている。恩返しがしたいと常々思っていた。英国での交流を通して、世界に沖縄の文化を発信する道筋を引きたい」と語った。

日本文化学の蓮美代表は「琉装などの文化を、県外だけでなく世界の人たちと共有したい」と話し、意欲を見せた。

(嘉数陽)

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沖縄観光が絶好調、年900万人突破へ 11月時点で前年超え

2017-12-22 21:04:01 | ニュース

沖縄県文化観光スポーツ部が21日に発表した11月の入域観光客は、前年同月比17・3%(11万2700人)増の76万2900人となり、1月から11月までの累計は867万7700人となった。12月も昨年実績(66万3千人)を上回る見込みで、初の年間900万人突破が確実となった。

16年1~12月の入域観光客は861万3100人で、11月時点で前年を上回った。17年12月はシンガポールやタイ直行便の搭乗実績数はじめ、クルーズ船寄港回数も増加を見込んでいる。沖縄観光コンベンションビューローは、前年同月比1~5%増を予測している。

今年は8月に単月として初の100万人を突破した。10月は週末に2度の台風襲来があったが、同月の過去最高を記録した。11月まで入域観光客は49カ月連続で単月の過去最高を記録し、62カ月連続で前年同月実績を上回っている。

外国人客は1~11月に235万9100人が訪れ、前年同期比で21・3%増えている。国内客は631万8600人で同5・2%増だった。

11月は大型クルーズ船寄港回数が前年の7回から23回と3倍以上に増え、外国人客も65・5%(7万2200人)の大幅増となった。

11月の入域観光客の76%を占める国内客は7・5%(4万500人)増と安定しており、県観光政策課は「国内客も堅調に増え続けているのが大きい」と指摘している。

 

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渡り鳥と奇跡の再会 24年ぶり、最長寿アジサシ確認 渡嘉敷で同一個体

2017-12-22 20:11:37 | ニュース

約24年越しの奇跡の再会―。

山階(やましな)鳥類研究所(千葉県)の尾崎清明副所長が今年7月に沖縄県の鳥獣保護区渡嘉敷村チービシで実施した渡り鳥調査で、自らが1993年7月に足環を装着したベニアジサシとエリグロアジサシをそれぞれ1羽ずつ再捕獲した。

両個体は少なくとも23年11カ月以上生存しており、国内の野生アジサシの最長寿記録を更新した。

尾崎副所長は「5~10年越しの再捕獲はたまにあるが、20年以上の再捕獲は非常に珍しい」と述べた。

両種とも夏の渡り鳥で、環境省レッドリストの絶滅危惧種に指定されている。

鳥類標識調査の一環で93年7月27、28日にチービシを訪れ、両個体に足環を取り付けた。いずれも生まれて1週間に満たないひなだった。約30年、同地での調査を続ける中で両個体を再捕獲した。これまでのベニアジサシの最長寿記録は21年5カ月で、エリグロアジサシは16年0カ月だった。

尾崎副所長は「琉球列島のアジサシの繁殖個体数は減少しつつある。今後も人と鳥が共存できる豊かな自然環境を守っていくことが大切だ」と訴えた。(当銘千絵)

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琉球王国の遺構か、工事現場で発掘 石積みの水路、城下町の面影

2017-12-22 20:00:59 | ニュース

那覇市首里大中町の中城御殿跡地にあり、琉球王国時代の町づくりをしのばせる石積みの「首里当蔵旧水路」の遺構=21日(中川大祐撮影)

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沖縄県が那覇市首里大中町で実施している県道29号街路整備の工事現場で、石積みの「首里当蔵旧水路」の遺構が発掘された。

旧水路は首里城北側の古池「龍潭」沿いにあり、全体の一部。コンクリートの歩道地下から見つかった。琉球石灰岩で造られ、幅約70センチ、深さ60センチ、全長約60メートルに及ぶ。

造られた時期について県立埋蔵文化財センターは、旧水路向かいにある「中城御殿」(なかぐすくうどぅん、かつての次期琉球国王の邸宅)の写真資料などから「少なくとも明治時代以前」と推定している。

沖縄考古学会会長の當眞嗣一さんは「美化を考え、城下町が計画的につくられていた」と旧水路の歴史的価値を評した。

旧水路はこれまで、那覇市教育委員会の調査で部分的に見つかっていた。同センターは旧水路について琉球王国時代、現在の首里交番近くにあった蓮小堀(りんぐむい)と龍潭をつなぎ、大雨時にあふれた池の水を龍潭に流し込む役割を果たしていたとし「琉球王国時代をしのばせる遺構」と推察している。

同センターは旧水路の遺構を記録保存する予定。県土建部は遺構を崩して県道29号と龍潭の間に擁壁を整備する方針だったが、県文化財課から一部保存の要望を受けており「すぐに結論は出せない」としている。(高江洲洋子)

 

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