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「沖縄を東洋のカリブに」 クルーズ拠点化で県が構想

2018-03-31 08:42:53 | ニュース

クルーズ構想を発表する(左から)レムコ・ビュイス氏、ポール・チョン氏、翁長雄志知事、平良朝敬OCVB会長=30日、沖縄県庁

沖縄県は30日、東アジアのクルーズ拠点形成を目標とした「東洋のカリブ構想」を発表した。

国内外から訪れる空路客がクルーズ船に乗り換える拠点として沖縄を位置付け、県内離島や東南アジアを結ぶ「フライ&クルーズ」を展開する。

中国・厦門、台湾・高雄といったアジアの主要港と経済連携の覚書(MOU)を結んで共同誘致を行い、アジアの拠点港としての地位確立を目指す。

2017年実績で沖縄にはクルーズ船が515回寄港しているが、中継地にとどまっており、客数の伸びに消費額が伴わないのが課題だった。沖縄が発着地となることで、滞在時間と消費額拡大を見込む。


構想では中国、東南アジア、日本国内の主要港を結び、沖縄発のクルーズ商品を開発する。

米国マイアミなどを発着地にハバナなどを周遊するカリブ海クルーズは、最新鋭の客船配備やCIQ(税関、出入国管理、検疫)手続きが整備され、世界各地の船が就航している。

構想を発表した翁長雄志知事は「『東洋のカリブ構想』を世界へ発信することで関心を喚起し、さらなるクルーズ船寄港につなげる。新たなターミナル整備などの投資につなげ、世界水準のリゾート地を目指す」と語った。

県の構想では、18年の第1段階はクルーズ船会社訪問などでの沖縄PRを強化する。

19年の第2段階は、MOUを結ぶ台湾や中国の各都市と連携し、クルーズ船を共同誘致する。

沖縄発着の南西諸島周遊クルーズ商品も実現する。

第3段階の20年からは、整備が完了する平良港と下地島空港で「フライ&クルーズ」戦略を展開して民間投資を促す。

 

 

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山尾さん 大臣賞 「OKINAWA41」コンテスト

2018-03-31 05:13:04 | ニュース

最優秀賞の山尾瑞穂さん(前列中央)らフォトコンテストの受賞者ら=29日夜、東京都内

県内41市町村の隠れた魅力を発掘、発信しようと内閣府沖縄担当部局がインターネットサイト「OKINAWA41」で募った写真コンテストの表彰式が29日、東京都内であった。

1100点を超える応募作から「はたらく」「風景」「暮らし」の3テーマで部門賞が贈られ、最優秀賞の沖縄担当大臣賞には石垣市の山尾瑞穂さんの「はたらく背中」が選ばれた。

山尾さんの作品は、竹富町由布島に向かって浅瀬をゆっくり進む水牛の背中を収めた。神奈川県から石垣市に移り住んだ山尾さんは「沖縄の魅力を発信できるよう頑張りたい」と語った。

山尾さんの作品は「はたらく」の部門賞も獲得した。

「風景」部門賞は岸本亮さん(石垣市)の「ヤエヤマヒメボタル 恋の季節」、

「暮らし」部門賞は又吉龍辰さん(与那原町)の「いざ決戦!」だった。

審査員を務めたお笑い芸人のガレッジセールや護得久栄昇さん、写真家の北島清隆さんらが選んだ作品にも特別賞が贈られた。

受賞作品は同サイト(https://www.okinawa41.go.jp/)で閲覧できる。

 

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全国男女Vおめでとう ハンド神森、美東中が凱旋

2018-03-30 20:52:24 | ニュース

富山県で開かれたハンドボールの第13回春の全国中学生選手権大会で初優勝を果たした男子の沖縄県の神森中学校(浦添市)と女子の美東中学校(沖縄市)の選手らが29日夕方、那覇空港に凱旋(がいせん)した。

保護者や学校関係者ら約100人が盛大な拍手と指笛で出迎えた。

選手らが姿を見せると、出迎えた保護者らは「おめでとう」と声を掛け、お菓子や花の首飾りを掛けた。

神森中のキャプテンを務めた伊禮颯雅(そあ)さん=2年=は「チーム一丸となって全国優勝できてうれしい。夏の大会も優勝に向けてこれからまた頑張っていきたい」とあいさつした。

美東中の比嘉楓キャプテン=2年=は「目指してきた舞台で頂点が取れてとてもうれしい。また次の大会に向けて一から練習したい」と笑顔で語った。

神森中の屋良徹監督は「生徒も試合を重ねるごとに成長してきた。日本一になったが、さらに成長していかなければならないと気が引き締まる思い」と話した。美東中の平良徳彦監督は「優勝はできたが、ミスが続くなどの課題もあった。課題を克服しながら夏の大会を目指したい」と述べた。

男子は県勢初となる優勝で全国49校の頂点に立った。47校が出場した女子は2009年の神森以来、9年ぶりの優勝となった。

 

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両陛下、沖縄空手演武を鑑賞 最後の訪問終え帰京

2018-03-30 20:46:44 | ニュース

(右)沖縄空手会館で空手の演武を見学される天皇(左)、皇后両陛下(左)両陛下に演武を披露する東恩納盛男さん=29日午前、豊見城市(代表撮影)

天皇、皇后両陛下は29日、在位中最後とされる沖縄訪問の全日程を終え、那覇空港から特別機で帰京された。

最終日は豊見城市の沖縄空手会館を視察した。

両陛下は沖縄空手の演武を鑑賞したほか、パネル展示で沖縄空手の歴史などに触れた。

同空手会館屋外の特別道場で、県指定無形文化財保持者ら4人が沖縄空手の型を披露した。

演武後、天皇、皇后は一人一人に「美しい技を見せていただき、ありがとうございます」「これからもどうぞお元気で」などと声を掛けた。

伝統の「五十四歩(ウーセーシー)」を演武した真栄城守信さん(73)は「沖縄発祥の空手の原型を見てもらい、良かった」と話した。

華麗なヌンチャクさばきを披露した仲本政博さん(80)も「こうした機会は一生に一度、有るか無いか。光栄だ」と笑顔を見せた。

天皇、皇后は27日から2泊3日の日程で来県し、糸満市の国立沖縄戦没者墓苑や沖縄平和祈念堂、与那国島を訪れていた。

県によると、3日間で延べ約2万人が沿道や視察先で歓迎した。

来県は天皇として6回目、皇太子時代を含めると11回目だった。

 

 

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両陛下、最西端の岬に 与那国を訪問

2018-03-29 08:41:41 | ニュース

日本最西端の碑を訪れ外間守吉与那国町長から説明を受けられる天皇、皇后両陛下=28日午後、与那国町与那国の西崎(代表撮影)

約4年ぶりに来県中の天皇、皇后両陛下は28日、与那国島を初めて訪問された。

日本最西端の碑や牧場などを視察したほか、地元の伝統芸能を堪能。

沿道や視察先では延べ2700人(県発表)が歓迎し、天皇、皇后は手を振って応えた。

宮内庁によると、与那国島の訪問は天皇、皇后が強く希望していたという。

外間守吉町長の案内で、西崎にある日本最西端の碑を見学。台湾まで111キロの距離との説明を受けると、皇后が「近いですね」と応じた。天皇も台湾の方角に目を向けたが、見えなかったという。

琉歌をたしなむ天皇は、碑に書かれた琉歌の一節を読み上げた。

町立久部良小学校では、地元青年会員や小学生らが伝統芸能の棒踊りを披露した。演舞後、天皇、皇后は一人一人に歩み寄り「いつから練習しましたか」などと声を掛けた。

町指定天然記念物の与那国馬や世界最大級のガ「ヨナグニサン」の標本も視察した。

外間町長は「私たちは本土とは隔絶された状況にあり、文化の違いもある。そこから生まれる本土との温度差が、両陛下の与那国訪問でほとんど消えうせたように感じる」と話した。

29日は豊見城市の沖縄空手会館で空手の演武を見学後、帰京する予定。

沖縄空手会館

 

 

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