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沖縄のことあれこれ。

家庭の秘蔵泡盛、審査 128点 仕次ぎ普及図る

2018-02-28 08:24:09 | ニュース

秘蔵酒を審査する品質評価員ら=27日、沖縄県那覇市の沖縄国税事務所

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各家庭などで眠る泡盛を評価するコンクール(沖縄国税事務所など共催)が27日、沖縄県那覇市の沖縄国税事務所で始まった。28日まで応募があった128点の秘蔵酒や仕次ぎをして受け継がれてきた泡盛を審査する。仕次ぎにより品質がよくなることの科学的な確認や、家庭に泡盛を置いて仕次いでいく文化の普及につなげる。

コンクールは15年以上貯蔵した仕次ぎをしていない泡盛を対象とした「秘蔵酒の部」、15年以上甕(かめ)で貯蔵した泡盛で、年1回以内、甕の容量の1割以内の量を仕次ぎしてきたものを対象とする「伝統『仕次ぎ』の部」、家庭で5年以上貯蔵し、3回以上仕次ぎしたものを対象とする「フリースタイル『仕次ぎ』の部」の3部門で行われる。初開催となり、応募者の自己申告ながら「戦前から貯蔵してきた」という酒も含む自慢の逸品が多数集まった。

初日は秘蔵酒の審査があり、大学教授や国税局の鑑定官、酒造所の職員ら19人の品質評価員が、グラスを掲げて色合いを確認したり、口に含んだり、ちぶぐゎー(小さなおちょこ)の残香を確認したりした。

4月25日に沖縄県立博物館・美術館で上位作品に感謝状が贈られる。

 

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瀬良垣のハイアット宿泊予約開始へ 300人採用も

2018-02-28 06:22:31 | ニュース

「新しいリゾートホテルを体感してほしい」と呼び掛ける野口弘子氏(左)と前関一郎氏

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沖縄県恩納村瀬良垣で8月下旬に開業を予定するハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄(野口弘子総支配人)は28日から9月1日以降の宿泊予約受付を開始する。

野口総支配人は「今まで県内にはなかった新しいタイプのリゾートホテルだ。その新しさを体感してもらいたい」と語った。

開業に向けて約300人(正社員200人超)の雇用も予定しており、3月15、17、20日の3日間、恩納村コミュニティーセンターで採用説明会を開催する。

ホテルは瀬良垣島内の地上7階建て(320室)「ザ・アイランド」と本島側の地上3階建て(24室)「ザ・ビーチハウス」の2棟からなる。

宿泊予約や採用についての問い合わせは開業準備室(電話)098(982)3820。

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大規模返還跡地、初の国立公園へ 沖縄本島北部、過去に米軍廃棄物発見も

2018-02-27 06:35:35 | ニュース

沖縄県沖縄本島北部の国頭、大宜味、東の3村にまたがる「やんばる国立公園」について、環境省は2016年末に過半が返還された米軍北部訓練場の跡地(約4千ヘクタール)の9割を含む約3700ヘクタールを編入し、公園区域を拡張する方針を決めた。手続きを経て7月にも編入する。大規模な米軍基地返還跡地が国立公園に指定される初めてのケースとなる。

拡張により公園面積は現在の1万7292ヘクタールから約2万981ヘクタールとなる。増加する約3700ヘクタールのうち、3600ヘクタールが北部訓練場の返還跡地に当たる。環境省は編入理由について、跡地に亜熱帯照葉樹林などがまとまって存在し、一体的な特徴を有する既存の国立公園地域と合わせて保護管理を図る必要があることを挙げている。

公園拡張に向け、環境省は26日に意見募集(パブリックコメント)を開始した。3月27日まで意見を募り、その後関係省庁などの協議を踏まえ5~6月をめどに中央環境審議会に諮る予定。審議会の答申を経て、夏に官報で告示する。

現行のやんばる国立公園の区域内にはもともと米軍基地だった場所がごく一部含まれているが、今回のように大規模な面積が国立公園に指定された前例はない。

これまで北部訓練場の返還跡地で米軍廃棄物が見つかった事例もあるが、環境省の担当者は米軍基地跡地の影響について「防衛省で適切な(環境汚染を取り除く)支障除去が行われたと聞いているので問題はないと考えている」としている。

やんばる国立公園の拡張を巡っては、昨年12月に沖縄入りした菅義偉官房長官が、世界自然遺産登録も見据え返還跡地を18年中に国立公園に編入することを明言していた。

 

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紅麹から天然着色料 食品に使用 先端医療開発が成功

2018-02-25 12:36:14 | ニュース

うるま市に研究所を持つ先端医療開発(福岡市、松原正東社長)は、豆腐ように使われる紅麹(べにこうじ)を原料にした赤色の天然色素開発に成功した。めんたいこやハムなどには製造過程で赤色の合成着色料や発色剤が使われているが、健康志向が高まる中、代替品として紅麹由来色素のニーズが高いと見て、同社は沖縄で製造した着色料の海外展開も視野に進めていく。

県の沖縄科学技術イノベーション共同研究促進補助金を活用し、琉球大やめんたいこメーカーのふくやと共同開発した。

同社は紅麹をパウダー状にして50~100ナノメートル(ナノは10億分の1)の粒子にした。ナノ単位の大きさにすることで浸透力が高まって色むらがなく、均一に着色できるようになった。

紅麹自体に他の菌の繁殖を抑える抗菌作用があり、発色剤を使わなくても既製品と同等の保存期間を維持できる。

従来、赤色の合成着色料と発色剤の亜硝酸ナトリウムは辛子めんたいこのほか、ソーセージ、ベーコンなどの食肉加工品、イクラなどに幅広く利用されてきた。

亜硝酸ナトリウムは赤色を維持し、食中毒の原因となるボツリヌス菌の増殖を抑える効果があり、使用基準が定められた上で食品添加物としての使用が認められている。

先端医療開発で研究開発を担当する原敏夫取締役は「ナノ粒子化することで色むらや色あせなどの課題を解決できた。この技術を使えば幅広く活用できる」と語った。

紅麹色素のめんたいこは既に食品メーカーが3月にも事業化を予定しているほか、ハムやソーセージの試作を進めている。紅麹を食用に使うことは中国や一部の東南アジア地域などで認知されており、これらの地域でも輸出が可能とみる。

松原社長は高単価で売れる沖縄からの出荷に適した商品だと強調し「消費者の健康志向が高まる中、沖縄で伝統的に使われてきた紅麹菌をナノ化し、沖縄発、世界初の安心安全な食品素材として発信したい」と意欲を語った。

 

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江戸与那型 三線棹

2018-02-24 18:38:20 | 三線

棹のみの販売を予定していましたが、特殊カラクイと開鐘チーガもつけることにしました。

棹材はカミゲン すべて真っ黒の高品質

透明塗りですが、まるで黒色塗料を施したように見えます。

☆詳しくはこちら☆

上記棹は販売済みとなりました。

 

沖縄県指定有形文化財としての江戸与那三線について


名工 与那城が考案した型。 
江戸上りの際に使節が携行したことが名称の由来です。
予備の弦を巻くために糸蔵が他の型より長めなのが特徴です。
沖縄県立博物館のものは19世紀中ごろ島津家に献上された名品の一つといわれています。
1939年東京で発見され沖縄に帰郷しました。
沖縄戦の際にハワイに持ち去られてしまいましたが1953年沖縄に返還されました。

棹は太めです。
全長は800.1mm
野面が糸蔵の端まで一直線です。
範穴はやや下方に開けられています。
糸蔵は長く、50mmあり鳩胸(75.8mm)も大きめです。
この型は、小与那城型、江戸与那型、佐久川の与那型、鴨口与那型の四つに分かれます。
江戸与那の心の側面には大小三つの穴(3分、2.5分、2.2分)があけてあります。

江戸上り

琉球は薩摩の支配下に入って後、幕藩体制下、将軍の代替わりには慶賀使、琉球国王の代替わりには 謝恩使を江戸へ派遣することが義務づけられていました。

唐風の行列は目を引き、薩摩にとっては〈異国〉を従えていることを天下に誇示する機会でもありました。
江戸城内では将軍の前で楽などが奏されました。

薩摩入りの時、捕虜として薩摩に連れて行かれた尚寧王から明治維新の慶賀使まで、計21回(うち2回は慶賀使・謝恩使を同時派遣)上ったとされています。

江戸与那三線は首里の王様が江戸上りをする際に路次楽に用いられたことからこの名前がつけられたとされています。


 
 
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