内臓の大半が無くなった自分。
失って初めて解る内臓の働き。
こんなシュールな体験をしている方は、それほど多くないと思います。
自分は大病を患い、2020年の年末に内臓の大半を摘出しました。
その量16kg。
十二指腸、胆嚢、全摘。
胆管6本摘出。
膵臓、胃をそれぞれ半分摘出。
消化器官の重要箇所を失った訳です。
特に十二指腸を失うと言う事は、消化器官の司令塔を失ったも同然。
当初は食事すら出来ませんでした。
内臓はそれぞれ全てに大切な機能があります。
たったひとつの内臓を失っただけで、人は生きている事が出来なくなる場合もあるんです。
例えば心臓や肝臓、更には膵臓や腎臓。
これらの臓器が機能を失えば人は生きていることが出来ません。
それは、その機能を他の内臓がカバー出来ないからなんですね。
反面、失っても他の臓器が補ってくれる内臓も存在します。
今回の手術で半分失った胃が良い例ですね。
でも、今回の摘出で補えたのは胃だけ。
後は全てかほとんどの機能を失っています。
当面困っているのは半分無くなった膵臓。
こいつが半分になったお陰で、分泌されるインスリンも半分。
体内の糖質を分解する機能も半分になっています。
鶏の胸肉をレアで仕上げる。
そのお陰で極力糖分を控えなくてはなりません。
普通に食事をするだけで、糖尿病になってしまうからです。
今夜の食事も鶏の胸肉。
片面だけを焼いて、レアで仕上げた胸肉に生姜と長葱を刻んで出汁醤油に漬け込んだ薬味を載せます。
もう、ほとんどダイエット食なのですが・・・
これはこれで美味しいかも。
酒の肴には持って来いのおつまみですね。
悲惨な実情を紹介するつもりが、またこうしてノー天気な報告になってしまいました。
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