最近ではネットを観ている途中のCMでも、Youtubeのお勧めでも、脳外科、お葬式、魚料理ばかり出て来るようになりました。
脳外科の偉大な先生のご紹介や、魚の卸し方のテクニックなどは何度観ていても楽しいし、頼もしいのですが。
毎回毎回棺桶を表示されるのは何とかならないのかしら?
それでも、ここ数年癌と付き合って来たお陰で、白い巨塔の再放送を観ると、医師たちが何を言っているのか全て理解出来るようになりましたよ(笑)
この時代はまだこんな診療方法しか無かったのかぁ、今なら助けられるのにって医療の進歩に驚きながら鑑賞しています。
そんな医療の進歩に貢献している、名医と呼ばれるスーパードクターは各方面にたくさんおります。
IPS細胞の山中教授を始めとして、鍵穴手術を開発した脳外科の名医福島先生、そして今自分がお世話になっているS名人も名医中の名医です。
彼らは一人でも多くの人を助けようと、それこそ自分の時間を全て医療に注ぎ、寝る時間も惜しんで患者の治療に当たっているんです。
残念ながら脳外科の福島先生は昨年お亡くなりになってしまったのですが、きっとほとんど寝ないで患者と向き合って来た疲れもあった事でしょう。
そんな人の為に努力している先生たちを知ると、患者の自分も弱音を吐いている場合じゃ無いよね。
あそこが痛い、ここが辛いなんてのは他人に全く関係無い事なんだから。
前日作ったワカメ料理、この日はホタルイカで挑戦します。
けれども、この日の朝は辛かったぁ。
気温29度の暑さの中、羽毛布団で寝ていたにも関わらず、寒さと咳で目が覚めます。
起きてみたら、身体中汗まみれ。
そして咳の度に酷く痛む左肺。
ホタルイカは塩水で洗って、表面の汚れを落とします。
そもそも29度の気温で羽毛ふとんに寝ていて、寒いはずが無いのです。
これは明らかに脳の暴走ですね。
自律神経部分を焼いた後遺症って、明らかに今までと違います。
洗ったホタルイカは目とトビ口、舟と呼ばれる背骨を抜きます。
中でも辛かったのは左肺の痛み。
まるで胸の辺りに太いパイプを埋め込まれたような痛みが続きます。
はて?
これは脳の暴走なのかしら?
それとも転移した癌細胞が悪さしているのかしら?
あちらこちら同時に悪い箇所があると、何が原因なのか判らなくなる時が辛い。
ホタルイカの酒蒸しワカメ添え、完成しました。
けれどねぇ。
ホタルイカって酒蒸しに向いて無いなぁ。
小さいけれど肝やら内臓もあるし、酒で蒸しただけだとエグミが抜けません。
酢味噌で和えると言うのが、理に適った料理だと改めて実感。
(あんなに時間かけて丁寧に下拵えしたのに)
けれども、あら不思議。
翌日まで冷蔵庫で一晩寝かせたら、エグミが抜けてとても美味しい料理に変身していました。
正直、脳の暴走は辛いし怖い。
この後、いったい何が起こるか自分でも想像出来ません。
それでも、そんな患者の助けに正面から向き合っている先生たちがたくさんいます。
そんな先生たちの貢献に応えたいし、弱音を吐いていたところで何も進歩はありません
寒いだの痛いだの、そんな事は自分だけの問題。
世界で活躍している医師の先生たちに、とても励まされて。
もう少し自分の脳の暴走と戦う気持ちになったのでした。
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