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酒呑みの正しい生活

更なる不自由

無事にガンマナイフ手術を終えました。

恐らく今回も悪性脳腫瘍は全て焼き切ってくれたのでしょう。
術後の翌日に退院、これがガンマナイフ手術の素晴らしいところです。

無事に公共の交通機関を利用して帰宅しましたが、本当の不自由は帰宅翌日から始まります。

腫瘍が出来てからは段々と動かなくなって行く身体。
どんどん衰えて行く思考回路。
思うように出て来なくなった言葉。

これら全ての原因を焼き切ってくれたのですが、実は術後2日目あたりからその症状は以前より酷くなります。


その原因は脳の浮腫。

上の写真はネットからお借りしたものですが、左の写真が腫瘍だとすると。
右の写真は腫瘍摘出後の浮腫になります。

見てお解りの通り、浮腫の方が面積が広くなるんですね。
当然、広くなった分だけ脳に与える影響も大きくなる訳です。

まあ怪我をすれば周囲が腫れるのと同じ原理ですから。
焼き切った後は一時的に血流が悪くなるのは仕方がありません。

自分の場合はこれが4箇所。
しかも相当大きいらしく、今まで不自由ながら出来ていた事すら出来なくなりました。

何しろ歩くどころか、自分で立ち上がる事すら出来ません。
夜中布団から出ようとした時には、4回も転んで壁に何度も打ち付けられました。

右足には全く感覚がありません。
動かないだけじゃ無くて、床に着いているのか、浮いているのかさえ判りません。

皆さん、駅や公共の場で杖を使っている人がいたら、気を使ってあげて下さいね。
みんなの迷惑にならないよう気を付けても、本当に身体が言うことを聞かないんですよ。

また血圧が高い方は、今以上に注意して下さい。
自分の場合は一時的なもので回復すると思いますが、手術と違う理由で脳が損傷を起こすと、そこで全てが終わりますよ。


さて、まだ動く右手で、リハビリを兼ねた自分のテストをしてみます。

塩水処理などは左手の助けもあったので、何とか行う事が出来ましたが。
さすがに包丁は両手を使う訳には行きません。

この鮭の酷い刺し身は、単に切るだけで15分もかかってしまいました。

これ以上リハビリを行うと二次被害が出そうなので即刻中止。
この日から暫く料理を含めた活動中止。

そりゃそうだ。
キーボードもまともに叩け無い右手で、包丁を持つなんて何が起こってもおかしくありません。


代わりに娘1が料理を作ってくれました。

アボガドと山芋の炒め物。
これ美味しい♪

我が家では料理はずっと自分が担当していたものだから、作って貰った料理って凄く新鮮。
そうかぁ、みんなこんな気分だったのかぁ。

それにしても娘1は知らない間に随分と料理の腕を上げていたのね。
暫く住み込んでくれないかしら。


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コメント一覧(10/1 コメント投稿終了予定)

okamotokun
>miyumiyumiyu さんへ
今回は本当に色々と貴重な体験をしています。
ご指摘の通り急に動かなくなる自分の身体、恐らくこんな体験をしてしまった方は僕だけでは無いでしょう。
そんな方々が不自由になった手を抱えるように歩いている理由もよく解りました。
万が一にも歩いている時に手が何かに引っ掛かってしまっても、本人は気が付かないこと、その事によってバランスを崩しても倒れる自分を支えられないこと。
だから何かに引っ掛からないように、常に細心の注意を払う必要があるんですね。

娘1の料理を褒めて頂きありがとうございます。
料理人視点から見たらどう思われるか判りませんが、インテリアデザイナーの料理と見ればこんな感じかなと思って頂けるかも知れませんね(笑)
miyumiyumiyu
手術したらそれで解決というわけじゃないのですね😭動いてたのに動かなくなるって、どれほどしんどいか。。。
娘さんのお料理もお店ででてきそうなくらい美味しそうで美しい✨
さすが岡本コーチの娘さんですね😊
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