今日も いいこと ありますように!

気ままな読書。
時には散歩、小さな旅。
 主なテーマは『公園 道 花 寺 神社』です。

「殺人氷壁」梓 林太郎

2012年08月08日 | きままな読書。思いつきの読書感想文。
「殺人氷壁」梓 林太郎(光文社) ISBN4-334-71672-5

主人公は白鳥さん。警視庁の「腕利き」です。
相棒は、普段は白バイに乗り、
都内をぶっ飛ばしている(お仕事している)月村さん(警視庁第十交通機動隊・白バイ隊員)。

白鳥さんに「調査の依頼」がきました。
新宿の飲み屋友達の矢部さんが合いに来ました。

矢部さんの妹・苗子(22歳)さんの話では
恋人の井能(24歳・大学4年)が、
登山中に、転落死したそうです。

原因は、事故(本人の不注意)ではなく、
アイゼンの不具合(事件)(故意)なのではないか?
(商品の不良で、メーカーの責任は問えないのか……などなど)
 
何故、アイゼンが折れたのかしらべるうちに
一年前、彼の先輩・菅も、冬の穂高で転落死していたことが分かりました。

連続殺人事件なのでは?
白鳥さんは、二人の関係者にあたります。

①折れたアイゼンは誰が加工・細工したのか。
②もうひとつの遭難事故。
 これが殺人だとしたら、「アリバイ」「犯行時刻」はあまり意味を持たない。
 トリックがいろいろ使える。
この二つを考えならが読むと面白いと思います。
 
白鳥さんが「犯人」と思った人が殺されてしまいます。

何故三人を殺したのか。犯人はだれか?


3件の事件のあと、白鳥さんは調査をやり直すのですが、
犯人が分かるように「ヒント」(犯行の理由が・何故3人を殺したのか)が
ところどころに埋め込まれています。

「殺人鉱脈 石見銀山--秋吉洞250キロの怨嗟」

2012年08月08日 | きままな読書。思いつきの読書感想文。
「殺人鉱脈 石見銀山--秋吉洞250キロの怨嗟」
梓林太郎(徳間書店 新書)238ページ
ISBN978-4-19-850817-3


山の話ではなく、銀山や鍾乳洞の話です。

推理小説として読んでください。

あらすじは(↓)

機動捜査隊の巡査部長・塩沢が
拳銃の入ったウエストポーチをコンビニのトイレに置き忘れ、
何者かに持ち去られた。
犯罪に使われるのでは?

石見銀山の坑内で長野・安曇野在住の女性が射殺され、
持ち去られた拳銃が使用された。

石見銀山へ向かった道原(安曇野署)は
同じツアー客が撮影した写真に写っていた不審な男の存在に気づく。

何故、塩沢は拳銃をトイレに忘れたのか?
(気にかかっていたことはないのか?)
塩沢には二年前の不倫話が浮上。これが原因で拳銃を置き忘れたのか?

事情を聴いていた道原に第二の事件の報が飛び込んできた。
塩沢の拳銃が再び凶弾を放ったのだ。

テーマは、『何故、警察官(巡査部長)が拳銃をコンビニのトイレに置き忘れたのか』です。

これが、最後までわかりませんでした。
※勿論、ちゃんと、途中にヒントは置かれています。


登山(高山とか、岩場とか)は出てきません。ちょっと残念です。