先日(4日の月曜日)、夜 8時前のこと、訳あって猫1匹預かりました・・・
その猫を保護したのは Wさん(女性)。
野良猫らしく、藪?の中に倒れているのを子供が見つけたと
雇い主の Yさんに連絡があり、Yさんの手助けもあって動物病院で診てもらった後、
Wさんの家には飼い犬2匹がいるしその猫を保護しておく場所がないということで相談されました。
TELだけでは猫の状態もよく分からないし、もし助かった時にはその後はどうする?
誰か飼うことはできるの? という話しになり、
とにかく翌日には「みなしご救援隊」にお願いしようということで、一晩うちで預かることになった訳・・・
後先考えずに猫を保護した Wさんからの連絡のあと、
Yさんのお孫さんがネットで連休中でも診てくれる動物病院を探し、
少し遠方だけどそこまで行って長い待ち時間の後 診てもらったそうです。
が しか~し・・・、
前もって病院には事情を話し、TEL対応した人から「来て下さい」とのことだったのに、
診てくれた獣医は、かかりつけの患者優先で野良猫ごときに時間をかけていられないという態度だったそう。
「わざわざ日光から来なくても・・・」ということも言われたそうです。
猫は脱水症状がひどかったらしいから、一目見て ‟ もう助からん ” って思ってそうなったのかもしれませんが・・・
たとえそうだとしても、倒れている野良猫を保護して何とか助けたいと
その病院まで連れて行った Wさんの気持ちをまったく考えてない!!
それで獣医なの?
TELで話を聞いて、ワタシ むかつきました!
倉庫の中にはケージがあるし、その夜だけチャーをフリーにすればいいことなので
「大丈夫、預かりますよ・・・」と Yさんに言うと、
Wさんが30分後ぐらいに うちの店まで猫を連れてきてくれた ↓
少し痩せてて背骨がゴツゴツ分かる感じ。 体重も見た目からすると軽いです。
病院では10歳ぐらいになる高齢だと言われ、
ノミダニ駆虫の滴下液と補液をしてもらったそう・・・
捕まえた時には力なく「シャー」はしたそうだけど、もう動ける元気はなかったみたい。
パウチのウエットを指で鼻先に近づけるとピクピク・・・
でも自分では食べられないので、少しずつ口の中へ入れるも3回ぐらいでのみこまなくなった。
水もほんとに少しだけ。
息子と交代でチョイチョイ様子を見に行ってたが、そのうちに口が開いて来て呼吸が苦しそうに。。。
YさんにTELを入れ、「たぶん今晩持たないかも・・・」と伝えた。
で、夜の11時40分、まだ体は温かかったけど亡くなってるのを確認しました。
預かってたった3時間半ぐらい、、、
最後の数十分は苦しそうに大きな声で鳴いてる声が茶の間のほうにまで聞こえてた。
身体をなでてやると嫌がるのか手だけが少し動く。
Yさんと相談して、翌5日 わたしがペット霊園へ連れて行き火葬をお願いしてきました。
用紙に猫の名前を書く欄があり、名無しでは可哀そうなので「シロ」と書いた。
Wさんの子供さん、よくぞ倒れてる猫を見つけてくれた。
そして、「助けたいけどどうしたらいい?」と Yさんに相談してきた Wさん。
見捨てないでくれてありがとう。
相談を受けて、ネットで連休中でも診てもらえる動物病院を探してくれた Yさんのお孫さん。
Yさんが「病院の治療費は出すから」と言い、Wさんは急いでその病院まで行ったらしい。
みんなの気持ちがつながって出来るだけのことはしましたが・・・・・・
残念な結果となってしまいました。
Yさんはペット霊園の費用も出してくれました。。。
野良猫は不幸です・・・・・
生きるための過酷な生活で、飼い猫に比べて短命だと言います。
生まれながらにして野良という子猫の生涯はどんなに悲惨か・・・想像しえないほどだと思う。
野良猫の存在を作り出しているのはわたしたち人間。。。
ならば、そういう猫を減らし、1匹ずつでも不幸から救うことができるのも人間のはずです。
それには 猫の避妊去勢は絶対です!
飼い猫はもちろん、外猫としてエサを与えている猫も不妊手術をしましょうよ!
★ 日光市はいつのまにか 飼い犬飼い猫の手術費の補助金対象がメスだけになってしまってる。
今はオスの去勢手術は補助されないみたい。
市の財政難は分かるけど・・・ 残念だわ。
そのうえですよ、市の公式ホームページ、「野良猫についての相談」のなかには
『 敷地外に追い払うには、猫がケガをしない程度に水をかける、ミカンなど柑橘類の皮をまくなど猫を寄せ付けない方法を試してみましょう。』
と書いてあります。
野良猫は水をかけて追い払えって
何 それ? 猫の身になってみなよ!(栃木県ってこんなとこなんです。猫愛護について最悪の後進県!)
では、また