ベトナム珍道中記 出国編２（台北ナイト）

気がつけば、後10分で飛行機が飛び立つ時間。
手荷物のチェックカウンターには長蛇の列。
どないするんやー！？結局東京見物かー！？

と、思うまもなく2人はいきなり列の先頭へ猛ダッシュ。
「後10分なんですっ！後10分なんですっっ！！」
と連呼しながら先頭に割り込み。
そして同じセリフを撒き散らしながら、
出国手続きも半泣き状態のダッシュで割り込み。
（あの時順番を譲ってくださった皆さんに本当に感謝です！）
普通なら10分は軽くかかる手続きを数分で済ませ、
次は搭乗口へダッシュ！のはずが、少し迷う。
きれいなお姉さんに教えてもらい、本当の搭乗口へ。
ずっと走りっぱなしで息を切らしてやっとの思いで搭乗口へ。

あ～よかった。間に合った・・・。

が、乗ってみると自分達の席が無い・・・・。
なんちゅうこっちゃー！やっぱり東京見物か！？
と思ったけれど、結局３人くらいが席を間違えて座っていたのでした。
（そんなに大勢で自分の席間違えるなよ！）

そんなこんなでようやく落ち着いて飛行機に乗ることが出来たのでした。

そこからは台北経由でベトナムはハノイへ。
台北までは約3時間のフライトで、時差は1時間です。
格安チケットなので台北で乗り換えのため、一泊しなくてはいけません。
せっかくの台北ナイト、乗換えだけではもったいありません。
ここはもちろん市内へ繰り出して、ミニ台北旅行も楽しもうと言う魂胆です。

台北には午後に到着。
まだ十分明るいうちに市内へ。
今夜の宿は台湾ユースホステルに飛び込みです。
チェックインを済ませ、いよいよ市内へ！

台北と言えば夜市です。
まずは士林夜市へ行くことにしました。
士林夜市といえば、台北で最も大きな夜市だそうです。
食べ物から衣類まで、ありとあらゆる屋台が並ぶとか。
しかし、あまり情報を集められなかった私達は
その広さに気がつかずに一部の食べ物屋台をまわっただけで満足してしまったのでした。
今思うとすごく残念！

士林夜市ではいろいろとつまみぐいをしました。


Mエモンのたのんだ謎の梅ジュースと私のタピオカジュース。
カラッと揚げたお菓子をクレープ生地にくるんで、
上からバンバンたたいて粉々にして食べる謎の食べ物。
いきなり店員さんが暴れだしたかと思い、とてもびびりました。


ビーフンと肉圓（？）
肉圓は透明な肉まんと言う感じのものを油で揚げて
謎のたれをかけたものです。
どちらも中華系統の食べ物なので
ちょっと脂っこかったけどおいしかったですよ。

まだまだ明るいし、つまみ食いでお腹がいっぱいになったので、
士林夜市の本当の広さを知らなかった私達は電車に乗って
別の場所にある饒河街観光夜市へ。

駅を降りると豪華なお寺が目を引きます。
夜市はこのお寺の前から始まっていました。



コチラは比較的小さい夜市だそうですが、
あたりも暗くなり人も多くなって、より活気だってきていました。
心なしかおいしそうなものもたくさん・・・。


　　　　　　　　　　　　　　　　↑同行人Mエモン
毎晩のようにこんな夜市が立っていたら、毎晩お祭り気分にちがいない。
台湾の人は元気だなー。



屋台の饅頭はその場で手作り。
かなり惹かれたけれど、満腹で断念。
今なら食べられるのに。



こちらではスイカジュースなるものをたくさん見かけた。
台湾のスイカは細長くてでかい！
Mエモンが早速試してみた所、ジュースよりスイカで食べた方がおいしいとか。
なんとなく説得力があり、納得。

いたるところに日本語、日本製品があふれ
日本とあまり変わらないような安心感のある印象の台湾。
（ボトルの緑茶に砂糖が入っていたのはショックだったけど。）
でも、夜市はエネルギッシュで、また違う一面を見せてくれました。
台北の夜市はかなり魅力的。

そんな夜市のネオンにまぎれながら、2人の旅人は肝を据えたのでした。
「ベトナムはきっと、もっと手ごわいぜ！」