濁流釣行

今日は、なんと里山御一行様を引き連れて、渓流釣り師修行へ出かけてきました。

天気予報は曇り時々雨ということだったはずなのに、ふたを開けてみれば大雨！
そんな事とはつゆ知らず、早朝に待ち合わせをして早々に渓流へ向かったのでした。

前日に、金欠なのに衝動買いしてしまった竹虎のピクニックバスケット（只今セール中！）が届いたのをいいことに、おむすびとお菓子を準備してやる気は十分。

ところが・・・！
渓流が近付けば近付くほど雨はひどくなってきます。
となりに座ったボスの笑顔がなんとなくひきつっているのがわかります。
頭の中は土石流や鉄砲水、明日の朝刊に出るであろう釣り人遭難の文字が躍っているようでした。
不安を隠しきれないボスをしり目に無情なオイノコはどんどん車を走らせます。
獅子はわが子を育てるのに千尋の谷へ突き落すといいますから。

フロントガラスを打ち付ける大粒の雨粒、林道を流れる流水を乗り越えて、どうにかポイントに到着。

「せっかく来たんだし、ちょっと覗いて見ますか・・・」
「せっかくだから少し竿を出して見ますか・・・」

こうして少しずつオイノコの口車に乗せられて里山御一行様は白波の立つ濁流へと飲み込まれていくのでした・・・
コワ！


まんまと竿を出す燦ボス。


人兄貴１号、２号さんも濁流に向かって竿を出す。

ものすごい水量と濁りでしたが、やっぱりあまごはいるのものです。
よどんだ流れのゆるいところへ竿を入れると、小さなアタリがありました。
ミニあまごがあがり、なんとか釣りにはなりそうです。

そこからみんなで１時間ばかり釣り続けました。
もちろん雨は降り続いていますが、ひとたび釣りに夢中になれば雨なんて意に介さなくなるのはだれでも同じです。


やったー！初アマゴゲット♪

このポイントでなんとか各自一匹ずつは釣りあげることができました。

この後少し休憩をとり、もう少し上流へ移動。
雨は相変わらず激しいまま。

今度のポイントはもっと源流のほうで、山道を登っていくと滝になっていました。
ものすごい水量でまるで台風の中でいるみたいでした。

そんななかでもなんとか１匹釣り上げ、今回はこれでお開きとなりました。

お昼前に渓を出て、帰路に。
帰り際にさらに雨脚は強まり、道を流れる水は川のよう。
倒木があったり、泥水が出たり、どんどん恐ろしい様相になってきました。

「早めに終わってよかったね・・」

帰りの高速道路のサービスエリアで休憩。
なんと、この大雨で東のほうは高速道路通行止めになっていました。
東の国の里山方面では浸水もでているようです。

予想外の展開に、早々に帰宅することになりました。
土地勘のある里山号は良い道を選んで安全に家に戻ることができたようでした。
家に帰るまでが渓流釣り！
なんとか無事に終了してよかったです。


かなり珍しい天気になってしまいましたが、渓流釣りに興味があるなら・・・こんな嵐の釣り修行でもよければ、いつでもお供しますぜぃ。