みどりのスケッチブック

いなかのくらしと身近な自然のスケッチブック。

とほほ

2013年02月27日 | 初級猟師
すっかり鳴りをひそめていますが、イノシシの方も続けております。

ずいぶん前に5頭目が獲れた記事を書いた時、あと1頭か2頭山の神様にお願いをしました。
山の神様はすぐさま願いをかなえてくれていたのに、鳥猟に夢中になっていた私はそれに気が付かず…
なんと、逃がしてしまう失態をやらかしていたのです!
くそ~!!
山の神様、ごめんなさいっ!!

いつも通り里山の猟場を気楽に見回りしていると、次の罠の場所に異様な土の盛り上がりが…

や、やべぇ!いる!!

瞬時に走る緊張。
すっかり猟師モードの抜けている私はかなり緊張しながら遠回りしつつ近づいて行きました。
しかし、私が近付いて行ってもうんともすんとも言いません。
おかしいな、と思いながらもじわ~っと近づいてみると…
なんと、地雷が爆発したような土俵の中はもぬけのから。


ほっとするやら悔しいやら、複雑な気持ちで現場に近寄りました。
現場に掘られた穴の中には、木の根にこれでもかというほど絡みついたワイヤーとブチ切れたワイヤー先が転がっていました。


これが切れたワイヤーの先。
かなり先端で切れています。
足首に巻きついた金具の根元くらいの位置から切れた様子。
このような切れ方は初めてです。
ていうか、ワイヤーが切れたのは初めてなんですが。


かなりねじってゆるめて(?)ねじって、ブチ切れるまでねじりこんで切れた様子。
イノシシの必死さ具合がわかります。
しかし、ここまでねじねじにねじったモノは見たことがありません。
このイノシシ、かなりのやり手だったのでしょうか。

しかし、せっかくの久しぶりの獲物を私の怠慢で逃してしまったのはやはりショックでした。
もちろん目の前でワイヤーが切れた可能性もあるので、その点ではホッとしていますが今回は反省すべき点が多いにあります。
いったいこの罠にかかったイノシシはどんなやつだったんでしょうか。
長い間掛らなかった場所だけに、やっと掛ったイノシシを取り逃がしたのは後悔が大きかったです。
ちなみに前回爪を切って逃げたのもこのすぐ手前の罠でした。
これで今期逃がしたのは2頭。
とほほ…です。


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