熱気うずまく台北の夜が明ける前、午前4時に目覚ましが鳴った。
YHの前のバス停から、台北の空港までのバスが出ている。
飛行機は午前7時20分にフライト予定だから、始発の5時のバスに乗らないと間に合わない。
今日遅れると、台湾旅行になってしまう。
目的地は飽くまでベトナムなので早めに宿を出た。
空港へ着いて、チェックインを済ませる。
早めに荷物チェックを済ませたら、まだ時間があったので朝ごはんを食べることに。
実は今回利用した某航空会社、機内食は出るのだけどかなりまずかった!
今日もまずい機内食は嫌なので、カフェで台湾のおかゆをチョイス。
台湾のおかゆは独特のにおいがあり、やっぱり日本のものとはちょっと違う。
おかずが3品ついてくるけど、味はまるで日本の漬物のよう。
おいしかった!
これまた余裕をもって搭乗。
後は無事にハノイに着くのを待つだけ。よかったよかった。
台北からハノイまでは約3時間のフライト。
お昼過ぎにはハノイの街中の予定だ。
機内食も思ったよりまずくなく、ホッと一安心。
朝ごはん2回も食べちゃった。
そうこうする内に眼下にはベトナムの大地が広がっていた。
大きな赤い川が悠々と流れ、目を凝らすと田植えをしている人たちが
米粒のように見えている。
いよいよ、ベトナムだ!
空港はいたって簡素だった。
ドキドキしながら空港に降り立つ。
まずはお決まりのトイレ&両替コースだ。
ベトナムの通貨はドン。
1USドル=15500ドン
1円=145ドン
というのがだいたいのレートだ。
街中ではドルで買える物が多いので、ドル紙幣も有効だ。
ほんの数十ドルの両替がかなりの数のドンの札束で帰ってくる。
両替を済ませて空港を出ようとすると、さっそくTAXIのおっちゃんが声をかけてきた。
タクシーは街中まで10ドルだけど、エアバスなら2ドルだ。
「バスで行くから!」といって断ると、バス乗り場は外に出てどこそこだ、と教えてくれた。
ベトナム用疑心暗鬼モードに入っていた私は本当かなーと怪しみつつも言われた方へ。
すると、数歩も行かないうちに銃を肩から提げた警備のお兄さんに止められた。
「どこへいくんだ!?」
ひぃー!バスを探してるんですお代官様!!命だけは~・・・。
「それじゃ、ついてきなさい」
兵隊さんにつれられて、向かった先には小さな黄色いボロボロの軽のワンボックスが。
どうもこれがエアバスらしい。
すでにギュウづめだが、おっちゃんが必死で手招きしている。
乗っているのは地元の人ばかりだ。
とりあえず乗り込むと、札束を手にしたお姉さんが2ドル、2ドル!といってお金を集めに来た。
満員になった車は一路ハノイへ。
空港から街中までの道はすごかった。
とにかくびゅんびゅん走る走る、追い抜く追い抜く、
クラクションを鳴らす鳴らす。
前を走る原付どもを蹴散らして、抜きつ抜かれつの大競争だ。
なんでそんなに激しいの?と私達は固まったまま小さくなっていた。
田園風景を過ぎると、徐々に建物が増えてきた。
いよいよハノイの中心街だ。
エアバスの停まる場所はガイドブックに載っていたので、
降りたら徒歩で宿を探すことにしていた。
そして終点に着き、地元の人たちも全員降りていく。
私達も降りるかー!
と思ったら、あんたたちは乗っていなさい!というドライバー。
え!?なんで??ここ終点でしょ!?降りなきゃいけないんじゃないの??
戸惑う私達。
そういえばバスがついた時に、
「おい、外国人旅行客はいるか?」
「ああ、後ろに座ってる2人がそうだぜ・・・ヒッヒッヒ」
という怪しい会話が聞こえていた!(様な気がする)
まずーい!!危険だ、逃げなくちゃぁ~!!
急いで降りようとするとあせるドライバー、いつの間にか回りには仲間が!
このままどこか遠くに売られていくのか~?
緊張が走る一瞬、男が懇願するように放った一言!
「宿につれてってあげるから乗ってなさいなー」
「!」
そういうことでした。
ベトナムでは観光客をホテルに案内すると、謝礼がもらえるそうで、
タクシーやシクロのドライバーは、自分達が契約を交わしているホテルに
観光客を連れて行ってしまうのです。
着いたばかりの観光客は右も左も分からないのですからまさに格好のカモ!
予約していたホテルと違うホテルに連れて行かれて結局泊まっちゃった、
というのは良く聞く話です。
「もう今夜の宿は決めてあるからいいよ!」
どこだか分からない所へ連れて行かれるのは嫌なので
そういって車を飛び降りました。
初めて降り立ったハノイは街路樹が豊富でした。
大きな木には精霊が宿ると信じられ、大切にされているそうです。
街角にはバイタク(バイクタクシー)のお兄ちゃんたちがたくさんいて
「モトバイ、モトバイ!」と言って、声をかけてきます。
大きな湖にそって旧市街の方へ行くと、傘をかぶり天秤を担いだ女性が
色々な品物を売り歩いています。
道路はほとんどがバイク!
しかもすごい数で、皆バックミラーも見ずにクラクションを鳴らしながら走っています。
信号や横断歩道は見当たらず、道を渡るにはそのバイクの波に突っ込んでいかなくてはいけません。
↑コレはまだまだ少ない方です。
Mエモンがいうには、
「この人たちが日本に来たらすぐに交通事故で死んじゃいそう。」
とのこと。
うーん、確かに。
YHの前のバス停から、台北の空港までのバスが出ている。
飛行機は午前7時20分にフライト予定だから、始発の5時のバスに乗らないと間に合わない。
今日遅れると、台湾旅行になってしまう。
目的地は飽くまでベトナムなので早めに宿を出た。
空港へ着いて、チェックインを済ませる。
早めに荷物チェックを済ませたら、まだ時間があったので朝ごはんを食べることに。
実は今回利用した某航空会社、機内食は出るのだけどかなりまずかった!
今日もまずい機内食は嫌なので、カフェで台湾のおかゆをチョイス。
台湾のおかゆは独特のにおいがあり、やっぱり日本のものとはちょっと違う。
おかずが3品ついてくるけど、味はまるで日本の漬物のよう。
おいしかった!
これまた余裕をもって搭乗。
後は無事にハノイに着くのを待つだけ。よかったよかった。
台北からハノイまでは約3時間のフライト。
お昼過ぎにはハノイの街中の予定だ。
機内食も思ったよりまずくなく、ホッと一安心。
朝ごはん2回も食べちゃった。
そうこうする内に眼下にはベトナムの大地が広がっていた。
大きな赤い川が悠々と流れ、目を凝らすと田植えをしている人たちが
米粒のように見えている。
いよいよ、ベトナムだ!
空港はいたって簡素だった。
ドキドキしながら空港に降り立つ。
まずはお決まりのトイレ&両替コースだ。
ベトナムの通貨はドン。
1USドル=15500ドン
1円=145ドン
というのがだいたいのレートだ。
街中ではドルで買える物が多いので、ドル紙幣も有効だ。
ほんの数十ドルの両替がかなりの数のドンの札束で帰ってくる。
両替を済ませて空港を出ようとすると、さっそくTAXIのおっちゃんが声をかけてきた。
タクシーは街中まで10ドルだけど、エアバスなら2ドルだ。
「バスで行くから!」といって断ると、バス乗り場は外に出てどこそこだ、と教えてくれた。
ベトナム用疑心暗鬼モードに入っていた私は本当かなーと怪しみつつも言われた方へ。
すると、数歩も行かないうちに銃を肩から提げた警備のお兄さんに止められた。
「どこへいくんだ!?」
ひぃー!バスを探してるんですお代官様!!命だけは~・・・。
「それじゃ、ついてきなさい」
兵隊さんにつれられて、向かった先には小さな黄色いボロボロの軽のワンボックスが。
どうもこれがエアバスらしい。
すでにギュウづめだが、おっちゃんが必死で手招きしている。
乗っているのは地元の人ばかりだ。
とりあえず乗り込むと、札束を手にしたお姉さんが2ドル、2ドル!といってお金を集めに来た。
満員になった車は一路ハノイへ。
空港から街中までの道はすごかった。
とにかくびゅんびゅん走る走る、追い抜く追い抜く、
クラクションを鳴らす鳴らす。
前を走る原付どもを蹴散らして、抜きつ抜かれつの大競争だ。
なんでそんなに激しいの?と私達は固まったまま小さくなっていた。
田園風景を過ぎると、徐々に建物が増えてきた。
いよいよハノイの中心街だ。
エアバスの停まる場所はガイドブックに載っていたので、
降りたら徒歩で宿を探すことにしていた。
そして終点に着き、地元の人たちも全員降りていく。
私達も降りるかー!
と思ったら、あんたたちは乗っていなさい!というドライバー。
え!?なんで??ここ終点でしょ!?降りなきゃいけないんじゃないの??
戸惑う私達。
そういえばバスがついた時に、
「おい、外国人旅行客はいるか?」
「ああ、後ろに座ってる2人がそうだぜ・・・ヒッヒッヒ」
という怪しい会話が聞こえていた!(様な気がする)
まずーい!!危険だ、逃げなくちゃぁ~!!
急いで降りようとするとあせるドライバー、いつの間にか回りには仲間が!
このままどこか遠くに売られていくのか~?
緊張が走る一瞬、男が懇願するように放った一言!
「宿につれてってあげるから乗ってなさいなー」
「!」
そういうことでした。
ベトナムでは観光客をホテルに案内すると、謝礼がもらえるそうで、
タクシーやシクロのドライバーは、自分達が契約を交わしているホテルに
観光客を連れて行ってしまうのです。
着いたばかりの観光客は右も左も分からないのですからまさに格好のカモ!
予約していたホテルと違うホテルに連れて行かれて結局泊まっちゃった、
というのは良く聞く話です。
「もう今夜の宿は決めてあるからいいよ!」
どこだか分からない所へ連れて行かれるのは嫌なので
そういって車を飛び降りました。
初めて降り立ったハノイは街路樹が豊富でした。
大きな木には精霊が宿ると信じられ、大切にされているそうです。
街角にはバイタク(バイクタクシー)のお兄ちゃんたちがたくさんいて
「モトバイ、モトバイ!」と言って、声をかけてきます。
大きな湖にそって旧市街の方へ行くと、傘をかぶり天秤を担いだ女性が
色々な品物を売り歩いています。
道路はほとんどがバイク!
しかもすごい数で、皆バックミラーも見ずにクラクションを鳴らしながら走っています。
信号や横断歩道は見当たらず、道を渡るにはそのバイクの波に突っ込んでいかなくてはいけません。
↑コレはまだまだ少ない方です。
Mエモンがいうには、
「この人たちが日本に来たらすぐに交通事故で死んじゃいそう。」
とのこと。
うーん、確かに。
やぶちんさんには刺激の強い話でしたか?
まだまだ序の口ですよん。
Mエモンはともかく、私が貧乏だったので。テヘッ
タイにはこのゴールデン無謀コンビで行きましたよ!
その時はいちおうツアーだったので、それほどたいしたことはしてないですけど。
(そういえばMエモンが1万円落としたな~)
アユタヤまでは電車で行きました~。
電車はのんびりしていてすごく良かったですよ!
アユタヤではレンタサイクルでまわって、汗だらだらになりました。
楽しい思い出です。
車でぶっ飛ばすのはこの辺のお国柄なんでしょうね。
自分達の文化の中で泣いたり笑ったりしているんだなぁと思うとなんだか感慨深くなります。
そう考えると世の中は本当に広いと思えてくるから不思議!
交通手段がいくら発達して、ネットでつながっているといっても、やっぱり世界ってのは変わらないのね~。
実はそうたいしたこと無かったのかも?
なんて思う今日この頃です。
でも、やっぱりカルチャーショックなことってたくさんありますよねぇ?
今回の海外旅行、ツアーではなくて個人旅行なんですね。
しかも、ホテルもその場で決める旅?
すごいです・・
oinokoさんって、チャレンジャーですねー
あっつぁんも以前、タイ旅行した時に、あまりの暴走運転に衝撃を受けました。
バンタイプの車でしたが、バンコクからアユタヤに行くまでの速度と言ったら、想像以上でしたよ。
これで、ちょっと大きめの石でも弾いたら、車が横転するんじゃないかとヒヤヒヤでした~
東南アジアって、そう言うお国柄なんでしょうか。
本当にバイク文化なんですね。
こういう日本とは違う風景を見ると
なんだか同じ時代を生きているのが不思議な感じが
します。同じ時を生きているのに、
国によって随分風景、文化が違うものね。
それからやっぱりMエモンさんだった!ワーイ!
こちらこそその節はどうもです♪
いよいよベトナムですね。
仮面ラーダー発祥の地なんですかね、オートバイ族が多いですね。
ここまでは、まあまあと言うところのようですが、これからドンドン話しが進んでいくわけですね。
山賊か海賊か、何が出るやら。
アルバイトの子がひとつひとつブログをまわって書き込んでたりするのかな?
それともコンピューターで自動的にやってるのか?
どちらにしろごくろうさまです。
興味津々
やっぱり外国では緊張感をある程度持続させないといけませんよね。
最初は緊張しすぎて皆悪い人に見えたりしてましたが。
兼ね合いが分かってくるといろんな事が楽しめて、珍道中中毒になってきますよ。
この旅行、やっぱり他所様から見てもずっこけ珍道中になってますか?
アクセス数を上げるために当コミュニティサイトに登録しませんか?
http://profile.zmapple.com/cgi-bin/profile.cgi
より多くのひとに貴方のブログを見てもらえます。
参加するにはこちらからが便利です
http://profile.zmapple.com/cgi-bin/profile.cgi?mode=edit&title=%82%DD%82%C7%82%E8%82%CC%83X%83P%83b%83%60%83u%83b%83N&address=http%3A%2F%2Fblog%2Egoo%2Ene%2Ejp%2Foinoko%2F
お問い合わせはコチラから
http://profile.zmapple.com/cgi-bin/fmail/cmfmail.cgi
途中、銃を持った兵隊さんが出てきたときは、ドキドキしましたよ。
バスに乗ってからも、どこかへ連れて行かれなくて良かった。
若い女の子二人の珍道中。私の学生時代の頃を思い出してしまいました。
似たようなことをやってるなーって。
でも、外国は、ある程度強い意志を持って出かけないと、相手の言いなりになってしまいそうですね。
オイノコさんたちは、ツアーではなさそうなので、ホントにずっこけ珍道中になったようですけど。
中国は自転車、ベトナムはバイクなんですね。