中耳炎も手術無しで治りそうで一安心です。
そもそも、退職してからのどの調子が悪く風邪気味でした。
それをおして4月の始めに旅に出たのが体調を悪化させた一番の要因でした。
しかし、どうしても行きたかったのです。
山形へ・・・。
生まれてはじめての寝台特急、日本海3号にのり一路山形へ。
大阪駅まで高速バスに乗り、大阪から寝台特急に乗り換えた。
しかし、その乗換えが大変。
バスが1時間も遅れ、寝台特急発車の2分前に滑り込みセーフで乗り込んだ。
そこまで走った私の形相はすさまじいものだったろうと思われる。
何人突き飛ばして走っただろうか・・・。
息を切らしながら乗り込んだ初の寝台列車は、夜行バスに比べると最高に贅沢だった。
布団にハンガー、浴衣までついている。
カーテンを閉めるとそこは秘密基地。
斜め下のおじさんのいびき以外は何の問題も無く、すこぶる快適だった。
朝、列車はその名の通り日本海の絶景を窓に映しながら走っていた。
鶴岡駅には早朝に着いた。
ところで、なぜ山形か?
実は鷹匠・松原英俊の自然塾に参加するためだった。
鷹匠になりたいわけではないが、鷹匠の持っている自然に対する知恵や知識を少しでも知りたいという思いから、今回ぜひとも参加してみたかったのだ。
駅からはスタッフの方が車で迎えに来てくれた。
他の参加者の方と一緒に田麦俣へむかう。
走り出すと、桜の咲いていた香川の景色が嘘のように、山々は美しい白銀に覆われていた。
思わず「綺麗・・・!」と、ため息が出る。
松原さんのお宅の到着すると、そこはさらに深い雪に覆われていた。
真っ白な世界はまるで目が焼け付くようだった。
お宅にお邪魔すると、かわいいわんこがお出迎えしてくれた。
ここには松原さんと奥さん、一人息子の浩平君が住んでいる。
松原さんは思ったより小柄で、しかし、がっしりと安定した体格の人だった。
参加者やスタッフが全員集まると、松原さんはさっそく飼っている猛禽を1羽見せてくれた。
これはイヌワシの「コンロン」。
松原さんの体の半分くらいある、巨大な猛禽だ。
羽を広げると2メートル近くあり、体重は5,6キロもあるそうだ。
これを松原さんは実猟に使う。獲物はキツネやタヌキだ。
この巨大な猛禽を腕に乗せ、雪の中をかき分けながら獲物を探すのだから半端な気持ちではやっていけないだろう。
松原さんは冬の間、2週間から1ヶ月近くも猟に出て戻らないという。
それ以上に大変なのは猛禽の訓練だ。
鷹匠というと、映画や漫画の勝手なイメージで
いつも鷹を腕に乗せ、心を通わせているように思うが
実際はそんなに甘くは無い。
鷹は、毎年数週間もの訓練を行ってから猟に使えるようになるのだ。
その訓練も大変な根気が要る特殊なものだ。
鷹の訓練
鷹は決して犬猫のようには人間にはなつかないし、その野生を失わないという。
油断すれば大人の握力ほどもあるその足で、ところかまわずわしづかみにされる。
鋭い爪は深々と刺さり、今でも生傷が絶えないそうだ。
つづく
私もたかしょうだとばかり思ってましたー。
ミミズクにかすめられるなんて、いい経験してますね~。(笑)
ベトナム旅行と同じようにやっぱりオイノコさんには走りはつきものなんですね。
私もタカショウと読むのだと思ってました。
オイノコさんをそれほどまでに駆り立てるものって何なんでしょうね?
野生の血とか?(笑)
それにしても山形は雪が深い。
里山の猟師、マタギ。
里海のすもぐり野郎(♀)かな。
ネイティブサトヤマンの血が騒ぎますね。
着々と自給自足の生活に前進してますか?
ハンターの生活は厳しそうですが、
一種独特の緊張感があって、生活に張りがありそうですね。
さて、♂のハンティングも上手くいくんでしょうか?????
テレビで見ててもなついているように
見えたので意外でした。
オイノコさんが鷹を肩に乗せてる姿が
すごく想像がつくよ!
ゆくゆくは鷹を飼う気持ちなのですか?
お仕事辞めたんですね。
色々大変だったでしょう。
お疲れ様でした。
鷹匠なんて、すごいですね。
ナマで見た事はないです。
迫力ありそう~
oinokoさん、マタギになるの?
腕を磨かないと、なんともねぇ・・
とことんバカだなぁ~、と。
はやく止めてくれる人が現れるといいんですが。
鷹匠にはならないっす。
つかまれるのはイヤ!(笑)
いろいろとひかれるものがあります。
やっぱり先人の知恵はすごいな~。
鷹はすっごく綺麗でしたよ!
あっつぁんさん家からならちかいよ、山形!