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【京 の 歳 時 記】:【最 近 の 話 題 : 出 来 事】をお知らせします

”おいない”の京都最新情報

2010年06月13日 12時49分02秒 | 【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・】
【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】

★左京区鹿ケ谷・法然院で江戸時代初期に活躍した筝曲の始祖、八橋検校の三百二十六回忌法要が、命日にあたる六月十二日に左京区・法然院では聖護院八ッ橋総本店が営む「八橋忌」と検校の墓がある菩提寺の金戒光明寺塔頭・常光院(通称・八橋寺)では井筒八ッ橋本舗の「八橋祭」の法要がそれぞれ営まれた。
検校は江戸時代初期の筝曲家で目が不自由だったが、筝曲を習って自ら八橋流を創始し、名曲「六段の調べ」を作るなど近世筝曲の祖ともいわれている。
法然院の八橋忌は、検校の肖像画の前で貫主の読経に続き、琴や尺八の演奏、祇園甲部の舞妓による舞踊「花笠」、が披露され、近世筝曲の祖に思いをはせた。
検校の墓がある金戒光明寺参道(聖護院通り)で、現在の京土産の代表でもある「八つ橋」は、検校の墓参りに訪れる弟子らに、八橋検校を偲び琴の形をした菓子を作ったのが始りとされる。

【京 の 季 節 の 花 だ よ り】

★右京区花園の妙心寺塔頭・東林院で十三日から、恒例の「沙羅の花を愛でる会」が始まった。
梅雨空の下のしっとりとした庭の緑深いコケ一面に、地に咲くかのように上を向いて散った無数の白い花が鮮やかに浮かび上がり、境内に落ち着いた雰囲気を醸し出し、その風情を堪能できる。
庭には高さ十五㍍の樹齢三百年のナツツバキ(沙羅)の老木が十一本植えられており、梅雨の時期に白い花が開くが、朝に咲き、夕方には散る、一日限りで散るはかなさや、幹が根元から二股に分かれていることなどから、仏教の聖木「沙羅双樹」になぞらえて親しまれ、「平家物語」の一節「沙羅双樹」をしのばせる。 
毎年開花の時期に合わせて公開している。
沙羅の花は雨上がりか雨降りの日、または午前中に愛でると、青苔と白い花の風情があり素晴らしく、苔の上に散り敷く様を心ゆくまでお楽しめる。
今年の開花はやや遅く、見頃は二十日前後。 六月三十日まで。
午前九時半から午後四時。 
有料 千五百七十五円(抹茶付き)

★左京区岡崎・真如堂で、ナツツバキ(沙羅)の花が梅雨の時期に咲き、見ごろを迎えている。
本堂前の二本の木は、現在(六月中旬)青々とした葉をバックに開花している。
釈迦が入滅した場所に植わっていた木になどらえ、「沙羅」とも呼ばれている。
参道を挟んだ向かい側では、釈迦ゆかりの菩提樹も米粒大の薄黄色の花を鈴なりに付け、甘い香りを漂わせている。


★右京区嵯峨・鹿王院で、江戸時代初期に作られた本庭に沙羅双樹の木が凛とした姿で立つ。
梅雨にはいると濡れた苔庭に白い花が咲くが、開花間もなく花が散る光景は何ともいえず趣深い。 見ごろは六月中旬~下旬まで。

★左京区大原の三千院で六月十三日から恒例の「あじさい祭り」が始まる。
「奥の院あじさい苑」一帯には三千株以上のアジサイが植えられ、一般的なあじさいの他にも「山あじさい」「星あじさい」「蔓あじさい」など様々なアジサイが所狭しと咲き誇っています。
今年の見ごろは六月下旬から七月上旬ごろ。
杉木立と苔むした雰囲気の中に青や薄紫の色鮮やかに咲くアジサイは格別で、中でも朝露で色を増した薄紫のヤマアジサイや小さな花びらが愛らしいホシアジサイは心が洗われる。
散策路沿いでは、大人の背丈程のアジサイも。
対照的に、せせらぎの近くではヤマアジサイが小さな花を咲かせます。
午前八時半~午後五時。 七月十五日まで。 拝観料 七百円。


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