ひさびさに見返したくなったのでトレジャー缶ひっぱりだしてみた(特にミッキーの短編は、パークに行くとそういう傾向あり) でも、しょせん私のミッキー見ての感想なんて、いつも「ミッキー愛で」目線なんで、大したこと無いのが切ないやね。
■The Old Army Game(邦題不明)
これ「On the Front Line」に入ってた短編なのに2年くらい放っておいて観てなかった(汗) 1943年公開。入隊中の身でありながら、夜遊びしてキャンプに帰ってきたドナルドと上官ピートのドタバタ・・・なんだけど、後半から毛色が変わってきます。だってドナルドが気が狂ってマジ自殺しそうになるんだもん。それにスプラッタなシーンも通常より長いし。スタッフも、もうどれだけ大人向けに作ったんだよ、これ・・・という、笑うに笑えない短編。面白かったけどさ。そういえばグーフィーもむかし入水自殺しようとしてたな。ナニゲにその手のギャグ多いのかな。
余談ですが、この頃のドナルドの瞳の色って青いんです。それが自分としては、いかにも「アメリカ人!」てかんじがして(しかも50年くらい前の)、面白い。
■Nifty Ninties(ミッキーの青春手帳)
ドナルドシリーズにもこの時代をフィーチャーした作品「Crazy Over Daisy(デイジーに首ったけ)」があります。20世紀初頭ネタは・・・たぶんウォルトの趣味じゃないでしょうか。メインストリートUSAも然り、で。
垂れ幕にスタッフの名前、登場する芸人はスタッフ本人(おそらく声も)という、内輪ネタ盛りだくさんな作品。
ミッキー(ミニーもだが)の動きがめらんこ可愛い。カラー+白目になってからの、Fred Mooreがアニメートしてるミッキー(ここでは前半の公園のシーン)は、女性らしい・・もとい「中性的」というんでしょうか、いや、もうホント殺人的な可愛いさ。特にこうやって見る
○と各シーンごとにアニメーターの個性が出てるのでよけい楽しい・・・といっても個人的に見分けがつくのはMooreと、あとWard Kimballくらいですが。
■The little Whirlwind(ミッキーのつむじ風)
パンツ一丁、素肌にオーバーオールのミッキーが可愛い(ってそればっか)
追いかけられてる時に舌出してみたり帽子気にしてみたり、きめ細かい演出にうっとり。まぁ、ミッキーの短編はギャグ云々より、かわいければ、もう自分はお腹一杯なんですけどね。
それで、やっぱり目に付く各パートごとのアニメータの仕事
○ やっぱりムーアの描くミッキーは好きな気がする。まあ、はっきり違いがどうとかは説明できないんですが、なんとなく。
にしてもラストのミニーちゃんの仕打ちは酷いねぇ。もっと周りをよく見渡そうよ。言い訳しないミッキーは、気が弱いのか、口が足りないのか、それとも騒動の後でボーっとしてるだけなのか・・・・・・優しいな、君はw
■シンフォニーアワー
終始(弱っちゃったな~)と変な汗かきつつ、スポンサーには愛想笑いを浮かべ、でも身内には厳しいミッキー最高!めずらしくツッコミ役だし
○
どっかで読んだんだけど、これを制作した当時(1942年)の背景『大衆は、もう戦争モノに飽きていた(だから戦争とは関係ない短編を作った)』てのが凄い。“飽きた”ってのが。
グーフィーのボケに心底いやそうな顔するミッキー、ドナルドがキレて変なことしないか気になってしょうがないミッキー、そしてその後、途中で退場しようとするドナルドにツッコむミッキーの形相がすばらしい。
■Delayed Date(邦題?)
ラスト、プルートとミッキーがウィンクするところ。「カチッ」って音がするんですが、お茶目で、むかしから好きです。プルートって、ふだんはあんまり(可愛い)って、思わないんですが(おやじっぽいイメージがある)ウィンクは、かわいいんですよ。他では、「プルートは歌がお好き」なんかでやってましたね。ウインク。しかも視聴者に向けて。
それ以外でも、ミッキーがひとり「プルート君、これでどう?キマってる?」とか話してかけてるシーンや、遅れないよう、出発時間に目覚まし時計セットするという裏技?など、ほほえましい(でもそんなことしてるから遅刻するんだよ、ミッキー・・・・・)
あと、ぜんぜんかんけーないけどミッキーがデートに遅れまいとダッシュしてる途中で街中でに空いてる穴に落ちたけどバウンド(マットレス?)してたあの穴が謎(
ここで言うと46コマ目)知っている方、教えてください。
※各リンクはこちらのブログを参考にしました:
Mayerson on Animation