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「天才 柳沢教授の生活」~山下 知美ー作品

2016-06-14 16:28:32 | 読書ー本の紹介

3年くらい前から、面白くて、気にいっている漫画である、というのも、主人公、(柳沢教授)のかたくなな考え方(真面目すぎ)や奥さんとの関係とか家族との日常などが、とても上手く表現されていて、思わず「クスッ」と笑ってしまう。 この笑いは何から来るのかとずっと考えていたのだが、イマイチ分からなかった。

あるとき、古本屋(BOOK OFF)で見つけたので、読んでいない分を続けて買い込んだ、ところ、ミョ~なシリーズ(10,11,12と)に出くわした。 それが、この本(写真)から、しばらく続くのだが・・・

日本が戦争に負けた直後で、柳沢本人はまだ若く、独身だが、戦後の混乱の中、自身は「これから何をすべきか?」を必死に考えるところから、物語は始まる。

ここでは、漫画のストーリーを紹介したいのではなく、ヴォ―リズという建築家のことである。最近、神戸女学院の彼の設計建造物が何か指定されたようだが、もひとつ別の記事で(内田 樹の本の中?)学校そのものが、発見の空間を考えて作られている、というような内容が紹介されていて、そのことに気づかされてビックリしたそうだ。 が、よく似たストーリーが、この漫画の中で出てくるので、おそらく山下知美かそのブレーンがヴォーリズのことを知っているに違いない、と思ったのです。

何年もずっと時間をかけて、歴史は続くけど、今生きてる人たち(私も含めて)は、日々が現実で、過去は昔のことで未来はよく分からない。 ただ、教育とは、経営とかとは関係なく、ソレそのモノが大切なのだなあ~と、この漫画を読んでいて思ったのでした。 あなたも是非・・・