~先天性心疾患(単心室症,無脾症etc.)×凸凹発達障害~らんまりのラクガキ。。。

minority界隈でぶっ放す勿怪の幸い
旺ちゃんの笑顔は闇夜の提灯σ
無明長夜の浮き世を照らせ✽

旺生のラクガキ。。。

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言うも世の常。

2013-09-11 | 旺ちゃん(^з^)-☆

 

学生の頃

体や脳に障害のある子どもたちが入院している小児病棟での実習で

子どもを受け入れない親

受け入れきれない親がいるという現実を見てきた。 

 

親が全く病院に来ない。

しかし親が来ることを信じて疑わない子どもたちの健気な姿が印象的だった。

反対に悲しい現実を受け入れ閉じこもってしまった子どもたちは

実習に来た学生の私たちに心は開かない。

たかが2週間で心を開いてくれる程傷は浅くない。

それでも何かその子たちに人って温かいんだよって伝えられていたらなと思う。

 


その時はどこか他人事というか

恥ずかしい話だがいわゆる『実習』でしかなかった。

妊娠するまでというより旺ちゃんの病気を知らされるまでは

そんなことは忘れていた。

 

 

妊娠6ヶ月健診のときに

お腹の子が先天性心疾患と胎児診断されたときたら

喜びに満ちたところから突き落とされた衝撃で

忘れていた悲しい記憶が蘇ってきた。

 

実際に受け入れきれない親が少なからずいるという現実を目の当たりにした経験があるが故に

「もしも自分の子どもをかわいいと思えなかったらどうしよう」

という不安がよぎったが

そんなことを想像することにさえ嫌悪感を感じ

考えないようにした。

 

学生の頃と実際にお腹に命を宿し親になろうとする時期とでは

子どもの受け入れに対する捉え方・感じ方は

身勝手な話だが全く違うものだった。

 

 

旺ちゃんを全身麻酔の帝王切開で産んで一日会えない間

お腹の傷が痛むばかりで

正直子どもを産んだ実感はなかった。

 

「もしも自分が子どもを受け入れきれない親と

同じ感情を抱いたらどうしよう」

時折そんなことが頭をよぎった。

 

でもお腹に赤ちゃんがいるとわかってから

ずっと会いたかった子がすぐ近くの病院にいると思うと

早く会いたい気持ちが抑えられない。

 

産んだ私より先に旺ちゃんに会ったパパにジェラシー。

「旺ちゃんどんな感じだった?色悪かった?」

先天性心疾患だと胎児診断された赤ちゃんのママならではの質問だと我ながら思う。

 

「旺生、お前に似てブサイクや。俺に似れば良かったのに残念や。」と

パパに真顔で失礼ぶちかまされた∑(゜Д゜)

 

不安はすぐに打ち消され

旺ちゃんに会いたい気持ちに満たされた。

 

 

旺ちゃんを産んだ夜から助産師さんに搾乳された。

あり得ない痛さで傷まで痛みダブルパンチ(>_<)

 

でもおっぱいが出ることに感動!

あたし赤ちゃん産んだんだ!ってこのとき初めて思った。

 

大事な初乳を注射器で吸い冷凍した。

明日旺ちゃんに届けなきゃ!

 

 

一晩中傷が痛くて寝返りすら打てなかった。

翌朝

当然全然動けなかったけどどうしても旺ちゃんに会いたくて

痛み止めの薬を勝手に多めに飲む。

渾身の力を込めて立ち上がる。

痛くて立ってられない。

いくら緊急OPでEpiを入れていないとはいえ痛みに弱すぎる。

やっとの思いで座ったら今度はものすごい吐き気。

動けない。

 

14時に面会の予約をしている。

それまでになんとかしなきゃ。

おっぱい届けなきゃ!

 

注射の痛み止めをしてすこし眠って起きてから

おしっこの管を抜いてくれと頼んだ。

そしたら意地でも歩くだろと思って。

もうこーなったら強行突破だ!

 

これで行ける。

いざ病院に行こうとすると不思議と無理がきく。

「だってあたしもうママだもん!ママになったらなんだってできる!」と自分に暗示をかける。

 

車椅子でNICUへ入り初めて旺ちゃんに会った。

ドキドキした。

保育器の中にいた。

 

さっきまであれだけ「あたしママだもん!」って言い聞かせていたくせに

旺ちゃんを見た瞬間

「本当にお腹の中に入っていたの?」と

不思議でしょうがなかった。

 

それと同時に旺ちゃんを見た瞬間

心の底から「かわいい!」って思えていた。

それもとてつもなく!想像よりはるかに!

私の不安は悩み損だった!

 

 

ずっとなんていわないから

ママのそばにいて。

 

どうしてもそう願わずにはいられない。

 

今はあの頃よりも

もっともっと愛おしい。

 

夢路を辿る心地こそすれ。に書いたように


見て。

私の旺ちゃんはこんなにかわいいの。

 

 

  

 

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