マンションの設備と管理

大規模修繕やマンションの設備管理や日常の出来事にかかわる事柄をつれづれなるままに、綴るブログです。

マンションの塀

2011-11-02 09:59:20 | Weblog
マンションを取り囲む塀というか、ガードフェンスは近年必ずといっていいほどありますね。
昔はブロック塀が多かったのですが、近年は樹脂を被ったフェンスがおおくなっております。
それは、マンション築造ののご予算で決めてデベロッパーがゼネコンに施工させるのですが、エントランスは
テンキーでロックがかかり、誰しもがはいれない構造です。
しかし、フェンスの低いのは背の大きい人ならひとまたぎ、防犯もあったもんじゃないです。
せめて、1.5Mの高さのフェンスを取り付けたいものです。

マンションの不思議な音 その3

2011-10-20 16:55:35 | Weblog
この話も文章がへたくそな為3回目になってしまいました。
今回で何とか完結させようと思い、記憶の糸をたどりながら書いております。
さて、私も建築設備のプロとしてこんな解らない解決の糸口さえつかめないケースは初めてで、
悔しくて、悔しくて・・・・工事当初から現場の施工を思い出しながら原因を考えました。
まずマンションは家が一つのつみき状態のブロックで重なり合い出来ております。
各部屋は間仕切りで区切られ、洋室、和室、洗面浴室、リビングキッチン等に仕切られ
最近のマンションは部屋も高密度の建材の使用で遮音性能もよくなり、逆に住戸内は反響し易く
なっております。
このことをふまえ何か変わった前兆や変化がなかったか思い出すと、火災報知設備の関係がおもいだされ、
確認申請時は共同住宅用非常警報装置で確認をとったが、工事の途中に住戸用自動火災報知設備にしなければ
ならなくなったのを思い出しました。
あ・・・・・・・・もしかしてこの件が作用しているのではと考え後日お客様のご都合に合わせ、夜工事をした電気
業者二人と所長と私の4人でまたそのお宅に行きました。
もう一回ユニットバスの天井を除くと案の定15Φ程度の穴が二つ隣戸との壁に穴をふさいでおらず、そのままの状態で
残っていました。
共同住宅用自動火災報知設備の電気配線用、隣戸との渡り配線用CD管の予備配管だったのです。
ああやっとわかったと思い電気工事の担当者に原因を説明し穴をふさいでもらいました。
このことをお客様に正直に話をし詫びてから、説明し納得して頂きました。
これで99%音は出ないはずです。ご迷惑をおかけしました。・・・・・・・・と。
電気業者の説明によるとこの部屋だけが穴の塞ぎを忘れた記憶があるとのことで、ほかの部屋はないとの事でした。
原因は隣戸の居住者が風呂のバス乾燥機を回すと給気が必要です
すぐ隣のユニットバスの天井にある小さい穴も給気の抜け道となり、隣戸へ供給していたわけで、こちらサイドは引っ張られるマイナス圧になり
ユニットバスの上で色々な反響音となっていたのが原因です。
それ以降はクレームもでず、その家の奥様も元気になられたみたいです。
まずはめでたし、めでたしでしたが、つくずくマンションは色々な事象がおきる建物だと改めて考えたり反省をした時でもありました。

マンションの不思議な音 その2

2011-10-19 17:07:13 | Weblog
そんな理由で所長と現地につきました。
そのお宅は6階の角から2番目だったような記憶です。
奥様が出られてやっと、きてくれましたね。・・・・・・・といって今にも泣きそうでつらい表情が
印象的です。
多分管理会社には何回か連絡してらしく、らちがあかなくゼネコンに直接連絡くれたような記憶です。
夜ごと夜ごと2か月ほとんど毎日に近い位、音が発生していたとのことで、テープレコーダーにもとっている
といって聞かせてくれました。
テープ音だと、キーンとガーンに近づく音に聞こえました。
さて何ですかといわれても、直接自分の耳で聞いて、みなければは分からないのが現実で、音が出るまで2時間くらい台所や、
洗面所で待機して音の出るのを待ちました。
しかしその日は、とうとう音が出ることがなく男二人でがっかりして帰る事になりました。
その間そのお宅にいる間はトイレの点検、ユニットバスの点検、ユニットの天井内の点検、玄関のPSの点検
レンジフードやバス乾燥機の同時運転等考えられる事は全部実験したのですが、原因はわからずじまいでした。
また今度出たら、夜でもいいですから、連絡下さい。・・・・・・・・1時間位でどちらかが先にこれますから
・・・・・・・・仕方なく帰ってきました。
こんな経験初めてでいっこうに原因のかけらも、つかむことなく帰ってきました。
また続きを書きます。

マンションの不思議な音

2011-10-18 16:50:39 | Weblog
数年も前の事です。
うそのような出来事が私の身の回りに起きました。
それはあるマンションの住人からの連絡ですが、毎夜変な音が廊下の奥から聞こえて来るのです。
・・・・・・といった相談なのか報告なのか、いずれ原因をつかんでほしい。
このような内容でした。
早速マンションを工事した現場の所長がいって話を聞いてきました。
内容はかれこれ一カ月から一カ月半になるが、深夜に近いほど音がする
「どのような音ですか」「金属の音でキーンといった高い音がします。」
「どのような時間帯に発生しますか」「早い時間で九時遅い時間で深夜1時頃です」
ちいったような内容で建築的には発生するような建造物はないいし、設備的なものでは
ないですか。・・・・・・・・なんとか私と一緒でいいので、ご協力して下さい。と所長から要請され
のこのこ解決への道にのめりこんで行きました。
まずは、机上の上で検討や議論してもはじまらないので、住民の方のご都合を聞いて第一回目の調査に行くことに
なりました。マンションの規模は約70戸3LDKで場所は相鉄線海老名駅近隣です。
たいして面白くないブログですが続きは明日書きます。
出かける用事が急に入りました。

給水管の更新・更生について

2011-10-17 09:47:22 | Weblog
昨日10月16日日野市の後援を頂いて、給水管の更新・更生についての
セミナー講師をしてきました。
いらして頂けた皆様は流石にと言っていいほど・・・・・・・・・・・
全員が50代以上の方がほとんどでした。
やはり年代を経ると管理組合の方々は色々な知識が豊富なのと、貪欲に
聞いて質問をしてくれたのが印象的です。
今時のマンションに白ガス管を使っているところは、限りなくゼロに近く、
ビニルライニング鋼管がほとんどのはずです。
築20年以下なら更生が目安で、30年以上なら更新が目安です。
中間にあるマンションは抜管試験の結果をみて判断するべきです。
しかしここで注意すべき事は、抜管調査は第三者機関に依頼するべきだと言うことです。
なぜなら、ライニング業者に依頼したなら、限りなく100%に近く再ライニング
の更生をすすめられるからです。
この事に興味ある方はブックマークをご覧ください。



マンションセミナーの開催

2011-09-14 10:32:52 | Weblog
久々の書き込みです。
東日本大震災であちらこちらでマンションの被害もかなりあったみたいです。
今回はマンションのライフラインである、給排水管の更新・更生について講師をすることに
なりました。
備えあれば、憂いなしで興味のある方はお出かけください。
先着順で閉め切りますので早めにご検討下さい。
http://ohashimansion.blog137.fc2.com/blog-entry-6.html

個人のない日本人と東京電力

2011-05-19 16:20:36 | Weblog
改めて思うに、我々日本人はつくづく個人の意見及び、主義主張のない民族と思う。
これは、長い長い徳川政権の市農工商の歴史のさんぶつというか、とかくほめられるものではない。
今回の福島原発の事故はいつかはこのような事態が起きたであろうことは、想像に難くない。
東電は私企業であり、利益を追求するのが、企業なのである。
では、悪いのは国及び保安院なのです。勿論東電もかなりの悪です。
この背景は日本のピラミッド型構造社会及び巨大な軍需利権と共に巨大な原子力利権がリンクしている。
東電は震度6位で崩壊する施設を日本人的根性でお上が許可してくれたのだからこのままでいい。
このような考えでいたであろう。
勿論いつかは壊れるのは知っていたが、いずれ、サラリーマンで定年退職すれば、個人には責任が
追求しないのが、日本のいままでの歴史であります。
だから、解かっていながら放っておいたというのが、現実ではないでしょうか。
かわいそうなのは、我々で、福島県民にいたっては、しらされず、だまされていたのが事実です。
県民感情としては許す事ができないでしょう。
赤信号皆で渡れば怖くない。・・・・・・・・・・この責任のないいわゆる日本人的な発想がそこには根づいているからです。
このような企業は今回つぶすべきで、助ける必要はないのです。
日本航空と同じことをやられたのでは、我々国民はたまったものではないのです。
この機会にこのような腐った考えを放射能といっしょに捨てて、新しい仕組みを国民が主導で考える時期でもあります。
もっと我々日本人は自分の主張をもつべきで、他人と付和雷同の時代に終焉を打とうではないか。

嘘つき東電、日本政府

2011-05-16 19:04:45 | Weblog
科学者の日記110516  福島原発1号機  中部大学武田教授のブログからそのまま引用させて頂きました。



福島原発1号機の「メルトダウン」の報道は、「これまでのこと、これからのこと」を考えるのに、鋭い断面をえぐり出しました。
この1号機のことを解説する前に、多くの方が心配している3号機のことに触れたいと思います。
3号機にホウ素を入れたので、「核爆発」の可能性があるということです。

(注1) 「ホウ素」という元素が中性子を吸収する.「ホウ酸」というのはホウ素が酸の形になっているということ。
化合物としてはいろいろある。
(注2) 「核爆発」のことを「臨界を越えた」ということもある。「臨界」とは中性子の収支のことを言っていて、「燃え方」
のことを意味しているのではない。
表面的なことだけを理解している「専門家」の中には「臨界」という中性子の収支のことと、「爆発」という核分裂状態の
ことを混同している人もいる。あまり大した差異ではない。
ですから、原子炉が破壊されていない状態でホウ素を投入するというのはかなり危険な状態を指しているが、今や3号機は
かなり損傷しているので、今回、投入されたホウ素は「ごく小さい核爆発も止めたい」ということであり、問題はありません。
「ホウ素が注入されたが、逃げなくてもよい」
ということです。

安心してください。
福島原発は、これまで「60京ベクレル」というものすごい量の放射性物質を出していて、今はその1万分の1です。
仮に、福島原発で小さな核爆発が起きても、これまでに余りに多い放射性物質が出たので、それに比べるとたいした
事はない(身近な放射線量が急に増えることはない)ということです。
奇妙なことですが、最初の一撃が大きかったので、すべて非常識に進んでいます.
・・・・・・・・・
ところで福島原発1号機が「メルトダウン」していたということで、今朝(2011年5月16日)の新聞、テレビは大騒ぎに
なっています.
でも、私は次のようなコメントを昨夜、あるテレビ局でしました(時間は後に調べて追記)。

1) 報道が「東電の発表」を信じるのは奇妙だ。
2) 1号機の燃料が破壊されているのは、3月下旬に判っている。
3) 日本の報道が、このことを報道しなかったのは「事実」より「正式な発表」を重視するという習慣のためだ。
4) 専門家は、水の循環ができなくなると、発熱量、水の蒸発熱、熱容量、燃料の融点や力学的性質などから、破壊
までの時間を計算できる。
5) 従って、東電は3月11日午後4時36分に注水が出来なくなった時点で、午後7時30分には燃料が露出すること、
午後9時には燃料が融点に達することの計算を終わっていた。
6) 外からデータを得ている一般の専門家(私など)は、「注水は部分的にしか出来ないから、数日中には燃料は
破壊される」ということだけは判る。
7) 12日午後3時36分、水素爆発を起こしているが、1)から6)までのことが起こっているのが判れば、水素の
発生量が判り、圧力から格納容器、建屋の水素量の変化が計算できるので、火源があれば、12日の午後には
水素爆発が起こることを計算していたと考えられる.
8) 水素爆発で大量の放射性物質が漏洩するかどうかは、原子炉の破壊状態によるが、かなり危険だったことは
東電は判っていた。

このコメントは時間枠もあって、あまり放送されないと思います。
また、今日(2011年5月16日)の朝、ある放送で次のコメントをしました。
1) 菅首相が斑目原子力安全委員長と福島原発を視察した時にはすでに1号機は破壊に向かっていた。
2) 菅首相は東京に帰った後「原子炉は大丈夫だ」と言っている。
3) このことは、菅首相がウソを言ったか、斑目委員長が間違ったか、それとも福島原発の吉田所長が事実を伝え
なかったかである。
4) いずれにしても誰かが原子力基本法の公開の原則を破っている。
5) 1号機の燃料が破壊されていることが判った(メディアが昨日、判った)ことによって、工程表は変わらない.その
理由は東電は工程表を作成するときに、すでに1号機の燃料が破壊されていることを知っていたから。
6) もし東電が1号機のことで工程表を替えたなら、東電は2重のウソをつくことになる.

これも時間枠の制限で、詳しくは放送されませんでした。
私は昨夜からなんとなく違和感を感じていて、この違和感が何によるのか考えていました。
今朝、それが判ったような気がします.
1) 日本のメディアは「事実」より、「公式発表」を重んじる.
2) すでに3月末には原子力学会始め、多くの専門家が「1号機の燃料は破壊されて原子炉の下に落ちているだろう」
と言っていたが、「民間の専門家の言うことだから」ということで報道しなかった(のではないか)。
3) そして、東電が発表すると(事実としては取材の結果、知っていたのに)「メルトダウンしていた!」とビックリして見せた。
4) このような「お上主義」、「形式主義」が、日本人や日本文化に特有なことか、または最近の日本人の傾向かは今後、
考えて行きたい。
5) 東電は「国民に危険なことを知らせてくれない企業だ」ということがわかった。

これから一つずつ、解きほぐして行きたい.

(平成23年5月16日 午後1時 執筆) 武田邦彦

コメント
毎回勉強になります。
先生の出される情報はかなり信憑性が高いと思っております。その判断は個人個人の自由ですが、この記事のおかげで、私ははかなりの
情報を得ることに感謝しております。

なぜ原発の事実報道は遅れたか

2011-04-26 10:16:15 | Weblog
なぜ今になって詳細を色々だしてます。
政府はなぜ原発の事故当時情報を隠したのでしょうか。
隠さなければならない不都合があったとしか考えようがありませんが。
政治家の利権・・・・・・・実業家の利権・・・・・・・・東電の隠ぺいのメリット
いずれにせよこの問題が解決したならば、事実をきちんと整理して東電を一民間企業として
存続可能かどうかを国民の判断を仰ぐ必要はあります。
その際マスコミはしっかり事実のみを報道することを使命としてほしい。
武田邦彦先生のこれまでの原発の事をまとめたブログが出されたので御披露させていただきます。
それそれの人がいろんな事実をつかんで頂ければと思います。

原発連休明けの生活(1) 原発のこれまで
3月12日に事故を起こした福島原発も、ようやく一段落の状態になりました。
ここでは「連休開けからの生活」について全体的に見渡してみたいと思います。これまで通りこの
ブログでは、私は家庭のお父さんとして、「あまり厳密ではなく、慌てん坊で抜けているところが
あるけれど、家族の安全を第一に考える愛情には自信がある」というスタンスでまとめて行きます。
また、将来を予想するには、過去のことを整理するのが大切なので、項目毎に「過去」と「将来」
をおおよそペアーにして話を進めます。
今のところ、{原発→放射線→被ばく→生活の注意→残された問題点など}の順序で進み、最後にメールで
お答えできなかった具体的なご質問に答えたいと思っています.
・・・・・・・・・
福島原発は3月12日に事故を起こしてから、科学的には「予想通りに進んで」います。「予想通り」
ということは、意外なことがほとんどなかったので、考えやすいことを意味しています。
私のブログの予想がよく「当たる」と言われるのですが、それは「予知能力があった」のではなく、
原発の状態が「普通に進んだ」ので、結果的に当たったように見えたということです。
まず簡単にこれまでの経緯を振り返ってみたいと思います。
・・・・・・
3月11日に大震災が起こり、福島原発が壊れました。
不幸中の幸いで、地震直後にはまだ電気は使えたので、核爆発を押さえるための制御棒を差し込む
ことはできました。それで核反応は止まりました.
しかし、多くの機器が破壊され、電源系が失われ、原子炉を冷却することができなくなりました。
原子炉は二種類の熱が出ます。
一つがウラン235が核分裂する時の熱、もう一つが核分裂でできた元素が、さらに壊れていくときの熱
(崩壊熱)です。
核分裂が進んでいるときには、崩壊熱は目立たないのですが、核分裂が止まると、今度は崩壊熱が目立ち、
それで温度が上がってきます。
それでも、核分裂に比べれば崩壊熱は小さいので、冷却ポンプさえ動いていれば冷やすのは簡単なのですが、
福島原発の場合、冷却ポンプが止まってしまったので全く冷やすことができなくなりました。
日本の原発は原子炉が水につかっています。だから冷却できずに温度が上がると、水が蒸発して蒸気になり
水面が下がってきます。
水面が下がってくると、露出した燃料棒と水が反応して水素が発生します。水素は気体ですから原子炉の
圧力を上げます。そうすると原子炉が爆発する怖れがでるので、水素や水蒸気を外側と逃してやらなければ]
なりません。
水素は原子炉圧力容器から、格納容器へ、さらに建物へ移動し、建物の中の酸素と反応して爆発しました。
1号機~4号機まで壊れ方は少しずつ違いますが、わたくしたちにとっては福島原発は、
「水が循環しなくなり、蒸発して燃料棒が露出し、燃料棒と水が反応して水素ができ、その水素が外に漏れて
水素爆発をした」
ということを理解しておけば、今後もわたくしたちの安全を保つ上で十分な知識です
・・・・・・・・・
今回の事件は最悪でしたが、水素爆発はかって不幸中の幸いでした。もしも東電が「世間から厳しく
言われるから、少しでも放射性物質を出さないように」と思って頑張ると、ついに原子炉が破裂して、
もっと悲惨なことになった可能性があるからです。
3月15日頃には、すでに大量の放射性物質が空気中に飛散し、さらに1号機~4号機まですべて破壊されると
いう状態になったので、この状態で原子炉の事故としては明らかに“レベル7”でした。
しかし、“レベル6”であるか“レベル7”であるかが重要なのではありません。いずれにしても人類史上、
最悪か、最悪に近い事故が起ったのです。
今から言っても仕方ありませんが、最初の爆発でレベル7に近いところまで行くことは判っていたのですから、
すぐ対策をとるべきでした。
まず住民の避難、それから原発から発生する放射性物質の量と風向き、それに自衛隊・消防隊・気象庁等
あらゆる関係機関を動員し、日本の国力をあげて原発の影響をできるだけ軽く済むように行動に起こす
べきだったのです。
しかし外国人が次々と東京を離れた時期、政府は、何らかの理由で発表をおくらせました。そして逆に
「大したことはない」ということ繰り返すことによって、付近住民は初期被爆を受け、国家が行動すべき
ことも遅れました。
起ったことははっきりと意識しておく必要がありますが、このブログでは今更、政府の怠慢を繰り返しても
仕方ありませんので、事実として指摘するにとどめます。
・・・・・・・・・
いずれにしても福島原発は一段落しました。
わたくしは3月中旬に、最悪の状態は、その時の250倍から2.5倍程度に低下したとブログに書きました。
テレビは「大変だ、大変だ」と言うだけで、どのぐらい大変なのかを言わなかったので、おおよその目安を示しました。
さらに4月に入ると原発は徐々に安定期に向かってきました。そこで、「貯金通帳はまとめておいたほうが良いが、
原発が爆発する可能性は20分の1程度に下がった」と書きました。
現在はさらに安定をしてきています。
わたくしが「原発が爆発する可能性」が低下したと判断した理由は、福島原発の大きさにあります。
物理や化学の分野で起こることは、「対象物の大きさによって時間が決まる」という特徴があります。
例えば、小さなコップでは何でも早くすみますが、太平洋のような大きなところでは、
同じ事でも随分時間がかかります。物理的なものは、おおよそ大きさのルートに比例して時間がかかります。
地震から数日経って水素爆発が起こったのも福島原発の大きさと関係していて、小さければすぐ
起こっていたでしょう。逆に、同じ装置が10日たっても20日たっても何も起こらないということは、
原子炉が安定してきたということを示しています。
このように福島原発では、事故発生から、制御棒の挿入、電源系の喪失、水素爆発、その後の冷却作業と
原子炉の安定状態への移行と全く順調に来ています。
今後も問題が起こらないではありませんが、福島原発の場合には、比較的、核爆発が起こりにくい構造を
していますので、その可能性は低いと考えられます。
(平成23年4月26日 午前9時 執筆)

武田邦彦

テレビの放映時間

2011-04-22 15:00:18 | Weblog
最近特に鼻につくことがある。
それは、民放がこんなにくだらない、放送局だったのかと。
NHKも最近は民放と変わらない。ときどき偏った放送をするNHKに国民は騙されている。
視聴料を払うのがばかばかしくなってきた最近です。
・・・・・がNHKのいい面は解説委員の充実ぶりです。
原発問題しかり、NHKの専門スタッフは民放がたばになってかかっても勝てる相手ではない。
民放の司会者は、みやね、みのもんたさん等がいるが最近誰が政治家かわけの解らない発言が多いと聞く。
もっとも、私はNHKのニュースと12chのワールドビジネスサテライト以外はほとんどみないようにしていますが、
福島原発問題で電力不足ならば、くだらない民放の放送時間を深夜12時とかで、打ち切った方が国民のためにどれだけなるか、
効果てきめんと思うが、政治屋の皆さんはいかがな判断基準で考えていることでしょうか。
国民は見る習慣から抜け出し、考える時期でもある。
もっと、ラジオを聴くようにしましょう。
ラジオはもっと自由にいい発言をしています。
考える事も多く放送されてます。
とにかくテレビは出演料にほだされて、自由がきかない御仁が多すぎます。
皆でテレビを見なければ、番組は自然とへらざるを得ないことです。
日本のテレビ局は新聞社をみな抱えて、スポンサーのご機嫌をうかがっております。
こんな、マスコミが真実の報道ができるわけがないのです。
真実を報道したり、もっと深いところへいって、報道すれば必ずある期間から圧力がかかるのが
今の日本のマスコミです。
ごたごた言っても始まりません。
この日本を真実のある報道にするには、我々国民がテレビをみなければいいのです。
極論は新聞不買もそうですが。新聞はニュースを知るという意味で無くなる事はありません。
とにかくつまらない習慣でテレビを見ることの反対を提案します。