第776話 「ピロウズ、ベース練習日記・・・その2」

えっと、前回の日記の続きですね・・・。

帰省して実家では「ストレンジ・カメレオン」の練習を再開。
しかし他の曲も復習しなくちゃならなくて時間がたりなかった。
結局、「ストレンジ・カメレオン」はBメロまでは憶えた。
他の部分はノートにコード表を作ってコードは押さえれるようにした。
細かい部分はアドリブで弾くことを決意。

そして本番を迎えた訳ですが私は異常に緊張していた。
それは中学時代のバンド仲間と何十年ぶりかに音を出すこと。
そして自分自身もベースを弾くのもスタジオに入るのも久々だったからだ。
中学時代、みんなで初めてバンド練習した頃、
私だけ上達が遅くて練習の雰囲気が良くない状況が何回もあった。
そんな事をふと思い出したりもした。
それが私のトラウマでもあった。

そして中学時代のバンド仲間とのスタジオ入りを終えた感想は色々だった。
まず4時間で5曲は曲は少なすぎた。
そして一番ビックリしたのは自分のベースプレイだった。
まずアンプから予想以上にイイ音が出せた。
使ったことが無いベースアンプだったんで最初は戸惑った。
しかし今回、初めて使ったエフェクターが予想以上のイイ働きをした。

昔、バンドをやっていた頃はエフェクターは繋いでなかった。
なのでスタジオやライブハウスにあるベースアンプに音が左右された。
よろしくないアンプにあたるとテンションが落ちたもんだった。
一時期は本気でアンプのヘッドを購入しようか考えたもんだった。
当時の私はベースにエフェクターを繋ぐのはカッコ悪いと思ってた。

ベースがいい音が出てたんでテンション上がり
ベースプレイもしだいにイイ感じになった。
「結構イケるじゃん！」と思いながら弾いてた。
そのうち欲も出てきて「曲が足りないかなぁ・・」とか
「アドリブで何かやりたいなぁ・・」とか思ってしまった。

中学時代のバンド仲間とスタジオに入れた事は凄い喜ばしい事で
私の念願だったことは一つ叶った。しかし私には色んな欲が出てきた。
もっと色々やりたいな・・・と。そして個人的にも少し変化があった。
今日は家で一日中ギターを弾いていた。
それは私個人の創作意欲が湧いてきたことだった。

自分自身の曲を作りたい・・・そんな気持ちが再びおきていた。
近いうちにMTRを購入しようと思う。欲しいMTRも決めてある。
MTRを使うなんて何年ぶりだろう？
昔、スタカルのギタリストだった“あやぼう”から
カセットのMTRを購入して使っていた時期があった。
でも今のMTRって安いし機能も豊富だ。
デモを作るだけならPCを使わなくても全然余裕だしね。

帰省して中学時代のバンド仲間とスタジオに入れたのは有意義な事だった。
また次回も時間があればスタジオに入りたい。
今度やればもっと色んな事が見えてきそうな気がするからだ。