ER X

2005-04-04 | Weblog
ERは先週から10年目のシリーズがスタート

シカゴの病院、中でもER(緊急救命室)を舞台に、
登場人物の医師・看護士・患者らを非常にリアルに描いています。
病気、患者と病院、医師の出世争い、恋愛等プライベートな
諸問題・・・それらだけでも重い内容なのに、さらに
人種差別や銃社会などアメリカの現実、そして世界的な
問題までも取り上げます。

前回のシリーズでは、二人の医師が国境無き医師団に参加して
内戦中のコンゴへ行き、今回はその一人が現地で死亡した
(と伝えられた)ところから始まりました。
先週、てっきり四月からと思い込んでいた私は見逃しましたが
義母から電話で初回のショッキングな内容を聞きました。
そして二回目は、先に帰国していた主人公が死亡したとされる
人物の遺体を引き取るため現地へ飛び、実は奇跡的に運良く
助かっていた友人と再開を果たすというストーリーでした。
出来すぎとも言えますが・・・内戦の恐ろしさを伝える迫力に
圧倒され息つく暇も無く50分が過ぎていきます。

ERを初めて観たのは、母が入院して主人の実家に居候させて
もらっていた時でした。
夕食後に義母とおしゃべりする習慣になっていたので
義母が観ていた映画やドラマを自然に一緒に観ていたのです。
病院の話ですから、当然「病と死」が何度も出てきます。
時には母の病状などと重なって感じられることもありましたが、
しかし人間性深く描かれた登場人物に親しみを覚え
ドラマの迫力と素晴らしさに引かれて毎回観ておりました。
そして義母ともよく話していたのですが
いつも見終わった後、しばらく放心状態になってしまうのです。

スピーディな展開、様々な人間模様、・・・色々と魅力が
ありすぎて、上手く表現できないのですが
とにかく面白いです。
日本の真似たドラマを少しだけ垣間見ると笑ってしまいます。

最初の頃から何年も経つとさすがに役者も都合があるのか
登場人物は随分入れ替わりました。
何せアメリカですから、他の州へ引っ越したり他の病院へ移ったり
色々な形でメインのメンバーが去っていきます。
グリーン先生が亡くなったときは本当に悲しかった
今はカーター君がどうなるか気掛かりで観続けています